サステナビリティ / 環境報告大気における環境管理

基本的な考え方

当社グループは「ダイセルグループ レスポンシブル・ケア基本方針」に則り、関係法令などの遵守はもとより、さらなる大気汚染物質(硫黄酸化物(SOx)・窒素酸化物(NOx)・ばいじん)の排出抑制に努めます。各工場などでは設備改善や定期的なモニタリングにより、環境リスクの低減に継続的に取り組みます。

推進体制

レスポンシブル・ケア推進体制

大気汚染防⽌への取り組み

国内の各事業場では、法令規制値や地方行政および地方自治体との協定値(総量排出規制値および排出濃度基準)を確実に遵守するために、それらの規制・協定値よりも厳しい自主管理目標値を設定しています。SOx、NOx、ばいじんについては、集塵機・洗浄塔や触媒による除去、窒素や硫黄を含まない燃料の選定などに取り組み、大気への排出を抑制しています。
2022年度のSOx排出量は前年度を下回る299トン、ばいじん排出量も前年度を下回る30トンでした。NOx排出量は686トンとなり前年度より増加しましたが、自主管理目標値以下を維持しました。

【取り組み内容】

  • 排煙脱硫技術を用いたSOx除去
  • 触媒を用いたNOx除去
  • ボイラーなどの燃焼設備に集塵機を用いたばいじん除去

また、新製品の開発、製造方法の工程変更など新規計画を策定する場合は「環境、安全と健康の総合アセスメント制度」により、大気への影響を評価します。評価から検出された問題点には、適切な策を講じ、確実に解決できたと判断した後に計画を実行しています。 なお、揮発性有機化合物(VOC)の排出量削減の取り組みについては、「化学物質の排出管理」をご参照ください。

環境、安全と健康の総合アセスメント制度

SOx排出量の推移(当社事業場および国内グループ企業)

SOx排出量の推移(当社事業場および国内グループ企業)

NOx排出量の推移(当社事業場および国内グループ企業)

NOx排出量の推移(当社事業場および国内グループ企業)

ばいじん排出量の推移(当社事業場および国内グループ企業)

ばいじん排出量の推移(当社事業場および国内グループ企業)