ダイセルのモノづくり
プロダクト・イノベーション
当社の独創的な技術を生かしながら、成長が見込める市場へ注力しています。
技術者や研究者が市場に出て、お客様のニーズを的確に捉えることで開発スピードを上げ、またお客様とのキャッチボールを通じて、技術や製品を高度化させています。多彩な技術へ挑戦し、製品につなげていく機能を強化させて、独創技術を基盤とした差別化できる事業展開を行っています。
オープンイノベーションの取り組み ~パートナーとの「協創・協働・協業」の推進~
顧客や大学・研究機関との協業・連携を強化するオープンラボ
クリーンルームと蒸留・合成・分析・評価などができる多機能実験室を備えたオープンラボを配置し、国内外のお客様と一緒に研究開発が可能です。

大学研究機関との主な共同研究講座
大阪大学
- 衝撃科学共同研究講座
- 高エネルギー体の燃焼時に生じる衝撃現象の根本原理の解明と利用技術の共同開発
- 先進デバイス分子治療学
- 火薬の燃焼エネルギーで駆動するジェットインジェクター
「アクトランザ™ラボ」を用いての、新規分子治療薬の開発とその医療応用
金沢大学
- 先導科学技術共同研究講座
- 植物繊維の主成分であるセルロースを活用した新たな素材の開発や実用化に向けた共同研究
北海道大学
- 脂質機能性解明研究
- こんにゃくセラミドを使ったかゆみ低減メカニズムと脳機能改善の研究
シミュレーション技術を活用した
新規事業化のスピードアップ
バーチャルラボ
シミュレーション技術を使って、研究開発段階から生産段階に至る課題を洗い出し、最適な方法を導き出すための新たな仕組みです。設計初期段階から、実験代替ツールとしてバーチャルラボ(仮想実験)を活用することで、設計期間を短縮・開発コストを削減し、新規事業化の加速を図っています。

プロダクト・イノベーションを
生み出す場!
当社の技術が一つに結集するサイト「イノベーション・パーク」と、お客様のニーズと当社のシーズ(固有技術)を結びつける「リサーチセンター」を基軸に、新規事業の創出と育成を加速します。
イノベーション・パーク
新規事業につながる研究開発の迅速化や既存事業の強化のため、機能設計・材料設計・評価などを行う研究開発部門、プロセス設計・設備設計を行う生産技術部門を集約しました。研究開発、生産技術、エンジニアリング、環境・安全などの技術者がフリーアドレスの同執務室に集まり、営業や支援などの社内関連部門と連携しています。新しい素材の企画・開発から量産化技術の確立に至るまでを担う協創拠点として、オープンイノベーションにより新規事業の創出を加速します。
リサーチセンター
当社が保有する製品・技術などと、お客様のニーズを結びつけるシンクタンク兼リサーチ機能を有します。 ダイセルが培ってきた有機物の技術と、無機物の技術を融合した新たな複合材料等の開発を担う研究所として、産・官・学によるオープンイノベーションで新規商材の探索設計に取り組み、新規・既存事業の拡大を進めます。