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強い意志×Global

強い意志が、世界を動かす

海外売上高比率が50%を超えるダイセルにおいて求められる人材は、
未知の世界に対して、積極的に飛び込んでいく前向きな姿勢と行動力を持った人。
自分とは異なる価値観を受け入れられる寛容性をもった人。
また、自分の専門性を活かすことのできる英語力と、異文化にも対応できるコミュニケーション能力を持った人。
ここでは、目まぐるしく変わる世界経済を長期的視点で観察し、
新たな市場に挑む先輩たちを紹介します。

ナノダイヤモンド研究所で世界とコラボ。
先輩と同じ道を歩く自分がいた。

2016年10月、私が責任者を務める機能材料チームの
若手研究者が単身渡米しました。
向かった先はミズーリ工科大学。
ナノダイヤモンドの研究で世界トップクラスといわれる研究者と、
今後2年を目処にナノダイヤモンドの共同研究にあたるのが目的です。

ナノダイヤモンドは、100万分の1ミリサイズの超微細ダイヤモンド粒子。
高い硬度と低い摩擦係数を備え、研磨剤から半導体、
抗がん剤など幅広い分野への応用が期待される新素材です。
ダイセルは「爆轟法」と呼ばれる技術を使った
ナノダイヤモンドの研究に数年前から着手。
樹脂とナノダイヤモンドを融合し新たな機能を付与したフィルムの
製品化に目処をつけるなど成果を挙げています。

しかし基礎研究や応用研究は欧米主導。
今後研究活動を加速するには、海外の研究機関や
トップレベルの研究者とのコラボが絶対条件です。

そこで2年前から、国際学会に単身乗り込んでダイセルの名前を売り、
世界中の研究者とネットワークを広げ、共同研究を打診するなど、
若手研究者を送り出す環境づくりに取り組んできました。
それだけに最初の人材を送り出せたのは大きな喜びです。

なぜ研究のグローバル化にこだわるのか。
それは今から18年前、私自身が米国の大学に留学し、
2年余りの留学期間中に世界を肌で感じ、
研究者として大きく目を見開くチャンスを得たから。
将来を担う研究者に成長の場を用意するのは自らの責務。
かつて私にチャンスをくれた先輩たちから、それを学んだ気がします。

伊藤久義ITO HISAYOSHI 1994年入社

研究開発本部 コーポレート研究センター 工学研究科 応用化学専攻

1問1答プロフィール
ダイセルを選んだ理由
大学の専門は無機材料(セラミックス)。有機化学は、まったくの畑違い。なのにダイセルを選んだのは、幼い頃から姫路で育ち、地元の大手企業として親しみがあったから。また奨学金制度(当時)を利用して大学院に進学し、借りを返したい気持ちもありました。
ダイセルのここが好き!
新事業をつくりたい、この研究がしたい――。そんな個人の思いを実現できるよう、周囲がこぞって応援してくれる風土がダイセルにはあります。課題に対して問題意識を共有できれば、一緒になって考え、実現を助けてくれる。良い会社だと、改めて感じます。
今夢中になっている仕事
機能材料のチームでは、爆轟法ナノダイヤモンド以外に可視光応答触媒、銀ナノインク、口腔内崩壊錠用プレミックス添加剤という3つの研究に取り組んでいます。いずれも3~5年後の事業化が目標。将来のダイセルを担う新しい事業の芽を育てることが使命です。
こだわっていること
研究のグローバル化は、世界との競争が激しさを増す中、避けて通れない課題。そのことを研究開発本部や人事部門も認識し、今回の研究者派遣ではバックアップしてくれました。将来は常時数名の研究者が海外で活動するような新しい体制をつくりたいですね。
今後やり遂げたいこと
海外研究機関への研究者派遣や共同研究など、海外のリソースを活用した研究で製品開発をスピードアップし、2020年までにナノダイヤモンドを事業化したい。そして将来は、ナノダイヤモンドで世界No.1へ。最近は海外研究機関からコラボの打診も。面白いのはこれからです。

ダイセル通信

新入社員全員を、海外へ派遣 —海外語学研修—

事業のフィールドが世界へと大きくシフトしつつあるダイセル。そこで「社員の英語に対する恐怖心を取り除きたい」、「本格的な英語学習のきっかけにして欲しい」、「異文化コミュニケーションに躊躇することなく、グローバルに活躍できる人材へと成長して欲しい」などの思いから、新入社員研修の一環として、新入社員全員を3週間、セブ島へと派遣しています。朝は8時から自習の時間が始まり、9時からみんな集まっての授業を開始。ランチをはさんで13時から午後の授業が始まり、17時50分に終了したかと思えば、ディナーをはさんで、19時から再び自習の時間が始まるという、まさに英語漬けの3週間です。