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強い意志×Global

強い意志が、人を動かす

社会の求める機能を、独自の技術・ノウハウを駆使して具現化し、
暮らしと社会の豊かさ向上に貢献する企業であり続けるためには、
個々の力を結集し、大きな力に変えていかなければなりません。
それには周囲の力を引き出し、巻き込むことで、チームのシナジーを最大限に引き出せる人や、
集団の中での自分の役割を見出し、それに応じて立ち回れる人が必要です。
ここでは、熱い志で周囲を巻き込み、偉業を成し遂げようと奮闘する先輩たちを紹介します。

新工場建設に挑んだ中国での1年。
技術以外のこともたくさん学んだ。

中国に行ってもらえませんかー。
2人の上司から思いがけない言葉を投げかけられたのは、
新潟の新井工場で新プラント建設の仕事に携わっている時でした。
中国で現地生産するアセテート・トウ(たばこのフィルター原料)の
原料である酢酸セルロースの生産能力増強のために建設される
第2工場のプロジェクトで、
電気設備立ち上げに携わってほしいというのです。
百億円規模の大規模工事に、
リーダーとして携わるチャンスは滅多にありません。
生活面の不安はあったものの、中国行きを決断しました。

現地では、工事に関する資料づくりから仕様書の作成、
プラント会社の選定、見積依頼まで、さまざまな仕事を担当。
プラント会社の選定にあたっては、技術力や工事品質を見極めるために
中国各地の工事現場を訪ね歩いたこともあります。

またプロジェクトを統括する経営トップなど、
今まで身近に接する機会のなかった多くの方のそばで仕事をして、
周囲を次々と巻き込む統率力や大所高所から全体を俯職し
最善の道を選ぶ判断力など多くのことを学べたのも大きな財産です。

結果的に、新工場は日の目を見ずに終わりました。
中国たばこ市場が不透明さを増し、計画が一時中断となったからです。
この現実が悔しくないわけがありませんが、でも建設中断の
判断が下るまで決してあきらめず、全員で立ち向かうことができたのは、
途中で投げ出さずに最後までやり抜く気持ちの大切さを
教えてくれた人たちがいたからです。
中国での経験は、それだけでも価値あるものだったと言えます。

中野静大NAKANO SEIDAI 2005年入社

エンジニアリングセンター 電気計装グループ 電子情報科

1問1答プロフィール
ダイセルを選んだ理由
学生時代の専攻は電気。でも就活では電機メーカーを避け、あえて化学メーカーを選びました。理由は、まったくの異分野だからこそ電気系や機械系の人材が少なく、それだけ広範囲の仕事を任されて、エンジニアとしての自分の成長にプラスだと思ったからです。
ダイセルのここが好き!
中国での新工場建設が一時中断になった時、建設に関わった全員を集めて慰労の会が開かれました。トップ自ら一人ひとりに労いの言葉をかける場面も。どんな状況でも誠実さを失わない、そんな社風が私は好きだし、トップの言葉を聞いて新たな意欲が湧いてきました。
入社して驚いたこと
入社前の予想は的中。電気系エンジニアは、機器の選定、メーカーからの調達、設置工事の手配、運転制御プログラムの製作など、設備が安定稼働するまで幅広い仕事を担当します。『ここまで任せてもらえるのか』。そう感じたことは1度や2度ではありません。
頑張るための原動力
連休で出勤しない日が続くと、「会社に行って仕事がしたい」と思います。理由を考えても「楽しいから」としか答えられません。仲間と議論し、新しいアイデアで周りを驚かせたり、必死で考えたアイデアがボツったり。すべての時間が楽しく感じられます。
めざすべき将来の姿
異分野の知識にも長け、周囲のやる気をかき立てながら、全員を統率してめざすべきゴールへ突き進む――。中国プロジェクトで出会った先輩たちが、ひとつの理想。プロジェクトの中心に立って建設工事を推し進めていくエンジニアになることが今の私の目標です。

ダイセル通信

行列ができる化学工場 —ダイセル式生産革新—

製造業の海外移転が急ピッチで進んでいた2000年頃、80万平方メートルの敷地面積を誇る網干工場が世界から注目を浴び始めました。一般企業の方だけでなく、国や地方自治体などからも人が押し寄せ、工場見学は多い時だと8ヶ月待ち。その現象は「ダイセル詣で」と曜かれたと言います。人々のお目当は「ダイセル式生産革新」。何がすごいのかと言うと、製造工程が見えにくく、生産革新が難しいと言われてきた化学、医薬品、鉄鋼、非鉄金属などのプロセス産業において生産革新を起こし、人の生産性3倍、作業負担5分の1、品質向上などの成果を引き出したことにあります。