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強い意志×Global

強い意志が、人を動かす

社会の求める機能を、独自の技術・ノウハウを駆使して具現化し、
暮らしと社会の豊かさ向上に貢献する企業であり続けるためには、
個々の力を結集し、大きな力に変えていかなければなりません。
それには周囲の力を引き出し、巻き込むことで、チームのシナジーを最大限に引き出せる人や、
集団の中での自分の役割を見出し、それに応じて立ち回れる人が必要です。
ここでは、熱い志で周囲を巻き込み、偉業を成し遂げようと奮闘する先輩たちを紹介します。

医薬品用プレミックス添加剤を2年で完成。
自分で決断したからこそ前に進めた。

新しい事業を自分の手で立ち上げてみたい。そんな思いで
口腔内崩壊錠用添加剤の研究を始めたのは、入社5年目のことでした。
口腔内崩壊錠(OD錠)は、口に含むと少量の睡液で崩壊するのが特徴。
薬を飲み込みにくい高齢者や病気の患者さんの服薬を助ける
剤形として注目されています。そのOD錠の製造を容易にするために
OD錠機能を予め付与したプレミックス添加剤を、
自社でつくれないかというのが最初の発想でした。

しかしプレミックス添加剤の開発は社内において前例がない上、
成形性と崩壊性という相反する機能を両立させるのは至難の業。
研究は困難の連続でした。

研究の初期段階では、バイオの仕事で
赴任していた新潟と、共同開発していた関西の会社との間を隔週往復。
移動中の車内で電話やメールを用いて関西のメンバーと連絡を取りながら、
実験計画をつくり、着いたときには実験ができる状態をつくりあげ、
実験が終わると新潟に帰る車内で結果をまとめ、次の実験方針を考え、
一方でバイオの実験計画をつくるという慌ただしい日々が1年続きました。

その後本格的に研究が始まると、
集まった研究メンバーが気持ちをひとつに、
それぞれの役割を認識して主体的かつ横断的に活動。
その結果、研究開始から2年で、OD錠用プレミックス添加剤
「グランフィラーD®」の上市に成功しました。
どうしてあんなに頑張れたのか。

それはきっと研究者としてバイオと医薬の二足のわらじを履く私に、
「どちらかを選べ」と決断を促した上司のひとことがあったから。
自分の意志で選んだからこそ「後には引けない」という目覚と
責任感が芽生え、前へ前へと突き進む力が生まれた。
私は今でもそう信じています。

岡林智仁OKABAYASHI TOMOHITO 2007年入社

研究開発本部 コーポレート研究センター 理工学研究科 化学専攻

1問1答プロフィール
ダイセルを選んだ理由
大学は有機化学専攻。化学メーカーを数社受けましたが、ダイセルは事業領域が多岐にわたり、『これだけ幅広いなら好きなことができる』と思いました。また大学OBから「提案が理にかない、本気の気持ちがあれば挑戦させてくれる」と聞き、それも魅力でした。
ダイセルのここが好き!
誰もやらない新しいことに挑戦し続けたい——。ダイセルは、そんな思いをいつまでも持ち続け、実現するためのチャンスを与えてくれる会社です。バイオの研究という“本業”を持ちながらプレミックス添加剤の研究を続けられたのも、そんな風土があったからこそ。
仕事を通じて感じる強み
当初プレミックス添加剤のメンバーは5人。少数精鋭だからこその一体感があり、言葉をいちいち交わさなくても互いにやるべきことを分かり合い、気持ちをひとつに研究にあたりました。そんなヨコの結びつきの強さは、他の会社にはないダイセルの強み。
頑張るための原動力
1番は、そもそも仕事が楽しい。楽しくないと、同時並行で2つのテーマを追いかけたりできません。誰かに指示されてする仕事なんてつまらない。誰もやらないことに自分から名乗り出て挑戦すると楽しく仕事ができます。それが私の仕事の基本スタンスです。
今後やり遂げたいこと
「グランフィラーD®」の上市から3年後の2016年、食品向けに改良を加えたOD錠用添加剤をリリース。さらに今は、口に含むと錠剤の表面がゲル状に変化し、飲みやすくなる新製品も開発中。製品群を充実させ、メディカルヘルスケア領域で100億円規模の事業を育てるのが今の夢です。

ダイセル通信

新入社員全員を、海外へ派遣 —海外語学研修—

事業のフィールドが世界へと大きくシフトしつつあるダイセル。そこで「社員の英語に対する恐怖心を取り除きたい」、「本格的な英語学習のきっかけにして欲しい」、「異文化コミュニケーションに躊躇することなく、グローバルに活躍できる人材へと成長して欲しい」などの思いから、新入社員研修の一環として、新入社員全員を3週間、セブ島へと派遣しています。朝は8時から自習の時間が始まり、9時からみんな集まっての授業を開始。ランチをはさんで13時から午後の授業が始まり、17時50分に終了したかと思えば、ディナーをはさんで、19時から再び自習の時間が始まるという、まさに英語漬けの3週間です。