Technology

技術紹介

パイクリスタルは、有機半導体単結晶の成膜技術を核として、フィルム状でフレキシブルかつ薄型の有機半導体デバイス(集積回路、センサー)を開発・製造・販売する東京大学発ベンチャー企業です。2013年の設立以来、各種の助成事業による研究開発や、企業との共同研究を通して、有機半導体デバイスの作製実績を蓄積してきました。
有機半導体は、シリコンに代表される無機半導体に比べ、一般的に、フレキシブル、薄型、軽量で、印刷プロセスで製造でき、低コスト化が可能、といった特徴を有しています。そのなかでも、パイクリスタルは、単結晶有機半導体の技術をベースとして、(1)有機半導体で世界トップレベルの性能(10cm2/Vs以上の電子移動度)、(2)低消費電力駆動が可能なCMOS回路、(3)高いトランジスタ集積度、を実現しています。この技術によって、様々な集積回路やセンサーが作製可能であり、デジタルサイネージ用ディスプレイ、ヘルスケア機器、電子部品、物流用・製造機器用センサーデバイスといった幅広い製品への適用を見込んでいます。
2020年1月に株式会社ダイセルのグループ企業の一員となり、有機半導体デバイスの事業化に向けて、量産体制の確立を進めております。また、有機半導体デバイスの開発・マーケティングを加速し、新たな価値を創造していきます。
今後のAI/IoTの急速な成長に対応すべく、ダイセルの材料開発力・生産技術とパイクリスタルの最先端技術を融合し有機半導体デバイス(集積回路、センサー)の事業化を加速します。さらに、本事業をプラットフォーム化し、センシングビジネスへ事業領域を拡大します。

パイクリスタルの有機半導体

パイクリスタルの有機半導体

パイクリスタルの独自開発した成膜技術により作成されたフレキシブル有機半導体

想定用途

ヘルスケア
センサーデバイス

ヘルスケアセンサーデバイス

人体に貼り付けられる透明シート上に有機集積回路を実装し、体温などの人体情報をセンシング

曲面パーツへの
貼り付け可能なデバイス

曲面パーツへの貼り付け可能なデバイス

化学や医療の実験器具に導入して精度を向上させたり自動車などのプラスチックパーツに貼り付けて、センサーなどの集積回路をスリム化

電子部品のスリム化

電子部品のスリム化

今まで不可能だった部品モジュールの薄型化・フレキシブル化が可能
例:フィルム状センサーの周辺回路に有機半導体アンプを利用し、センサーモジュールを完全フィルム化

大型デジタルサイネージの
フレキシブル・軽量化

大型デジタルサイネージのフレキシブル・軽量化

パイクリスタルの有機半導体を用いたアクティブマトリクス素子を使用すれば、フレキシブル・超軽量・大面積なLEDディスプレイで大型のデジタルサイネージを実現可能