Technology センサ素子(有機半導体)

有機センサ素子の特長

当社は有機物を用いたセンサ素子を開発しています。(例:ひずみセンサ素子)
既存のセンサ素子と比較して、安価で、柔かく、多点化が容易です。

ひずみセンサ素子の特長

当社は、有機半導体単結晶のひずみ応答を用いた、高感度でフレキシブルなひずみセンサを開発しています。

その特長としては、以下の通りです。

  • 金属センサ素子の5~10倍の高感度
  • 極薄・フレキシブルな形状で壊れにくい
  • 消費電力が低い
  • 測定部の多点化が可能
フレキシブル歪みセンサ
同一フィルム上の多点化も容易(上写真は5×3の多点)

ひずみセンサ素子の原理

有機半導体単結晶にひずみを加えると、抵抗値が変わることを利用した新しい測定方式です。

既存技術との比較

感度が高く、大きなひずみでも壊れません。曲面への貼り付けも可能です。

金属(Ni/Cr) 無機半導体(Si) 有機半導体
測定レンジ 3%程度の歪みで破断 0.1%の歪みで破断 3%程度の歪みでも破断しない
ゲージ係数
(高いほど感度がよい)
2-4.5 100-200 20
曲面への貼り付け 基板が曲がる範囲のみ可能 不可 可能
多点化 困難 困難 容易

その他のセンサ素子について

ひずみセンサ素子以外にも温度センサ素子など、様々な有機センサ素子を開発中です。
当社では各種センサ素子を搭載したフィルムセンサを提案・提供しています。