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トップマネジメントメッセージ

代表取締役社長 札場 操
ダイセルグループの第150期の事業の概況につきまして次のとおりご報告申し上げます。

当連結会計年度の世界経済は、米国で景気回復が続き、欧州でも景気の緩やかな回復が続く一方、中国では景気の減速がみられました。日本経済は、一部に弱さがみられるものの、企業収益の改善など、景気の緩やかな回復基調が続きました。 このような環境の中、当社グループは、製品需要に対応した最適な生産体制の構築、さらには継続的なコストダウンを行うなど、引き続き企業基盤の強化に懸命に取り組んでまいりました。

この結果、当連結会計年度の売上高は、為替の影響などにより、4,498億78百万円(前年度比1.4%増)となりました。利益面では、営業利益は643億49百万円(同25.4%増)、経常利益は654億4百万円(同18.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は403億13百万円(同29.0%増)となりました。

今後の世界経済は、日本、米国、欧州では景気の緩やかな回復が期待される一方、中国をはじめとする新興国の景気減速が懸念されるなど、楽観できない状況が続くものと思われます。

このような情勢下、当社グループは、メーカーとしての基本である安全操業および製品安全・品質確保を変わらぬ最重要課題としつつ、長期ビジョン『Grand Vision 2020』の実現に向け、平成26年度から28年度までの3年間を計画期間とする中期計画「3D-Ⅱ」を遂行しております。

本中期計画では、平成23年度から25年度までの3年間を計画期間とする「3D-Ⅰ」でデザインしたベストソリューション実現企業達成への枠組みを確実に実行につなげ、「新しい価値への飛躍・展開」を狙います。「3D-Ⅰ」から取り組んでいる基本戦略の骨格はそのまま引継ぎ、「新規事業の創出」「コア事業のさらなる強化」「グローバルでの事業展開の拡大・強化」「コスト競争力の強化」「ビジネスパートナーとの連携強化」「戦略的M&Aの活用」「基盤の強化」をさらに展開させていきます。具体的には、新規事業の創出を加速させるため、技術・商材探索機能強化、事業化機能強化を目的とした新しい体制で、新規商材の探索、工業化プロセスの開発、新規プラットフォーム獲得を目的としたM&Aの検討などを着実に進めております。 「3D-Ⅱ」の最終年度である平成28年度は、引き続きこれらの課題に取り組んでいくとともに、次のステップである新中期計画「3D-Ⅲ」を策定いたします。

株主の皆様におかれましては、今後とも、より一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2016年6月
代表取締役社長
札場 操