エポキシ樹脂サイクロマー M100

エポキシ樹脂のTOPページへ戻る

CYCLOMER サイクロマー M100 脂環式エポキシ基含有メタクリレート

サイクロマー M100は、脂環式エポキシ基を有しているメタクリレート化合物です。
(メタ)アクリル酸と共重合する際に、GMA(グリシジルメタクリレート)に比べてゲル化し難いという特徴を有しており、また、カチオンとの反応性に優れます。

スチレン、メタクリル酸エステル、及びエチレン等、ラジカル重合性ビニルモノマーとのラジカル共重合が可能であり、ポリマーの側鎖に脂環式エポキシ基を導入できます。
また、活性水素を有する種々の官能基と脂環式エポキシ基の反応を利用して、モノマーあるいは共重合ポリマーにメタクリル基を導入することもできます。
さらに、水中でのエポキシ基の安定性が高いため、例えば、水性樹脂へのエポキシ基の導入に適しています。

特長

  • 高い安定性(水中での安定性、重合安定性、エマルジョンの機械安定性)
  • 極めて少ない塩素含有量
  • 室温で低粘度の液体

用途

  • フォトレジスト材料
  • コンポジット材料(FRP)
  • 樹脂変性剤(プラスチックスの改質)
  • 絶縁材料(電気絶縁ワニス、樹脂ガイシ、GIS)
  • 電子材料(半導体封止材、LED封止材、アンダーフィル)
  • カチオン硬化樹脂原料(クリアコーティング、インキ、接着剤、光造形)

製品仕様

構造式
構造式
形状(常温) 液状
粘度 9 mPa・s(25℃)
エポキシ当量 205 g/eq
色相(APHA) 40
荷姿 16kg缶
160kgドラム

記載の数値は代表値であり、規格値ではありません。