高機能フィルムアニール加工の受託サービス

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フィルムに高い寸法安定性を!専用設備で実現
当社アニール加工の特長

  • フィルムの縦横の熱収縮率を均等かつ0.1%以下に抑制(高い寸法安定性を実現)
  • 電材用途に最適!クリーン環境内で加工
  • ロールtoロールの専用設備でシワなく加工できる

アニール加工とは

一般的なPETフィルムやPENフィルム及びそれらを使用したコートフィルムは、高温環境に置かれると膨張や収縮が起こり、反りやうねりが発生して製品不良に繋がります。
事前にフィルムに一定の条件で熱を加えること(アニール加工)で、実使用時の収縮を抑えることができるようになり、良品率を向上させることができます。

当社設備でアニール加工したフィルムの収縮率

アニール加工時にほとんどテンション(引っ張り)をかけないため、フィルムの縦横方向の収縮率を均等にすることができます。

横にスクロールします。

フィルム 一般的なPET 一般的なPEN 一般的なPI
方向 TD1) MD2) TD MD TD MD
アニール加工前の収縮率(%)
150℃-30min
0.5-1.0 約1.5 0.5-1.0 約1.5 ≦0.1 ≦0.1
アニール加工後の収縮率(%)3)
150℃-30min
≦0.1 ≦0.1 ≦0.1 ≦0.1 ≦0.1 ≦0.1
  1. フィルム幅方向
  2. フィルム搬送方向
  3. 収縮率の値は代表値であり、保証するものではありません。

アニール設備概要

1号機 2号機
処理環境 クリーンルーム 
クラス1000
アニール方式 熱風加熱炉 IR加熱炉
乾燥炉
搬送方式
コンベア搬送
加熱炉張力 テンションフリー 安定した搬送に必要最低限の張力
対応可能な
フィルムの仕様
種類 PET、COP、PC、PEN
厚み(µm) 50~188
投入幅(mm) 700~1500 700~1700
投入径(mm) ~φ500 ~φ700
加熱温度(℃) 80~160 60~170

当社のITOフィルムは本アニール設備で熱処理(結晶化)を行っております。
ITOフィルムの詳細は下記よりご覧ください。

耐光性ITO-PETフィルム / ITO-COPフィルム

当社はアニール処理の受託加工を承っております。
まずは下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。