光学素子(レンズなど光学部品)技術紹介

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材料比較

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材料 耐熱温度 小型化 加工方法
エポキシ
(ダイセル)
~300℃ 1mm以下
  • インプリント
  • ポッティング
PC
(ポリカーボネート)
~150℃ Min 2mm 射出成型
(インジェクション)
PMMA
(ポリメチルメタクリレート)
~100℃ Min 2mm 射出成型
(インジェクション)
PEI
(ポリエーテルイミド)
~250℃ Min 4mm 射出成型(インジェクション)
ガラスハイブリッド ~300℃ インプリント
シリコーン ~400℃
  • 液射出成型(LIM)
  • ポッティング
ガラス >500℃
  • 切削
  • 熱プレス

ウエハレンズ

ウエハレンズ

ウエハ状の樹脂にいくつものレンズを同時につくり、切り分けて製造されたレンズです。

従来の射出成形では一度に数十個のレンズしか生産できなかったものに対して、ウエハレンズは一度に数百以上のレンズが生産可能です。さらに、大量生産に向いたプロセスであることに加えて、射出成形では限界のあった、形状、薄型、小型を訴求したレンズが作れる点も大きなメリットがあります。
また、プロセスだけではなくレンズ用の材料もダイセルが開発した耐熱性を有する樹脂を使用しており、リフロー工程にも用いることができます。

成型プロセス

1.塗布、2.硬化、3.離型、4.貼り合わせ、5.ダイシング、6.個片レンズ

ダイセル独自のインプリント成形技術により高精度のウエハレンズを効率よく作製できます。ナノ~マイクロサイズレベルの表面加飾と一体成形も可能です。
ガラス基板を必要としない当製法はレンズ設計の自由度が高いため、広い視野角を有するレンズや短い焦点距離を有するレンズも作製でき、超・薄型/小型デバイスによる省スペース化も可能です。 

成形技術

超・小型成形
超・小型成形

1.0mm角未満のレンズなど、ウエハレベルレンズプロセスの特徴を活かした超小型積層レンズユニットも一度に大量生産できます。

超・薄型成形
超・薄型成形

従来の射出成型では200-300ミクロンの厚さが限界でしたが、形状によっては50ミクロン以下の超薄型レンズも作れます。

超・微細成形
超・微細成形

サブミクロンサイズで、先端が鋭角で 非常に細かいプリズムレンズの成形が可能です。さらにナノサイズの超微細パターンも成形することができます。

高偏肉比成形
高偏肉比成形

射出成形では実現が困難な、高い偏肉比(アスペクト比)をもったレンズ形状やメカ構造の成型が可能です。