銀ナノ粒子インク・ペースト『Picosil®』Picosil®の用途事例
ディスプレイ用バックライト配線
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Picosil®× PET×インクジェット(or スクリーン印刷)
左の動画では、Picosil®と銀ペーストで電気配線を作り、それぞれLEDを繋げて光らせています。
Picosil®でLEDを繋げた場合は電気の流れ始めから終わりまでLEDがムラなく明るく光ります。
これは、体積抵抗率の低いPicosil®ならではの特徴です。
Picosil®をディスプレイのバックライトなどの配線へ利用すれば、ディスプレイの一部分だけなんだか暗い…なんてことはなくなります。
また、PETをはじめとする熱に弱い基材にも配線形成が可能なため、例えば将来のフレキブルディスプレイなどでの活躍も期待されます。
次世代通信用配線
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Picosil®×ポリイミド×インクジェット(or スクリーン印刷)
左図のように、Picosil®で作った電気配線は、配線表面や基材-配線間が平坦になります。
これは、配線を平坦にして伝送損失を小さくしたい、次世代通信(5G/6G)用の電気配線への活躍が期待できます。
当社では、Picosil®で作った5G/6G用電磁波シールドも開発しています。
もちろん、フィルム基材に配線を形成し、次世代通信以外のフレキシブル基板への適用も可能です。
車載向けセンサ・曇り防止用ヒーター
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Picosil®×ポリカーボネート×ディスペンス印刷(or スクリーン印刷)
左の動画は、Picosil®で作製した素早く全面を温めることが出来る透明ヒーターです。
ヒーターに電気を流すとすぐに温まり始め、ヒーターの上にある氷を5分以内に溶かして除去します。
例えば、車のリアウィンドウ(後ろの窓ガラス)やミリ波レーダーのデフォッガ・デフロスター(雪が凍り付くのを防ぐヒーター)への活用が期待できます。
また、Picosil®なら熱に弱い基材に印刷できるだけでなく、曲面部への立体印刷も可能なため、製造工程の自由度が広がります。
Picosil®が対応している印刷方式
工業化されている印刷方式のほとんどに適用可能なPicosil®なら
汎用の銀ペーストではできない立体物への印刷、非接触での細線形成も可能です。
お客様のデバイス設計・製造の自由度が高くなります。
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スクリーン印刷 | ディスペンス印刷 | スプレー印刷 | インクジェット印刷 | |
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大面積印刷が可能 短時間大量印刷に対応 |
立体物に印刷が可能 厚膜形成可能 |
非接触で全面塗布 立体物に印刷が可能 |
少量多品種に対応 非接触で配線形成可能 |
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当社Picosil® | ○ | ○ | ○ | ○ |
銀ペースト | ○ | △ (長時間吐出が困難) |
× (霧化できない) |
× (ノズルが詰まる) |