サステナビリティ / 環境報告化学物質の排出管理
基本的な考え方
当社グループは「ダイセルグループ レスポンシブル・ケア基本方針」に則り、PRTR法対象物質や揮発性有機化合物(VOC)など化学物質の排出量・移動量を把握するとともに、排出量削減の推進・化学物質の適正管理に努めます。
推進体制
PRTR法対象物質の排出削減
「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(以下、PRTR法)」で定められた環境汚染物質について、当社グループでは2025年度を最終年とする中期目標として、当社事業場および国内グループ企業で「2001年度排出量(189トン)比80%以上削減(38トン以下)」に設定しています。
2024年度の当社事業場および国内グループ企業の総排出量は、2023年度86トンに対して70トンへ減少しました。
PRTR法の対象物質については、排出量のモニタリング強化およびプロセス・設備改造による排出量削減を、さらに推進していきます。
中期目標と実績(当社事業場および国内グループ企業)
- 2025年度目標
- PRTR法対象物質排出量 2001年度比80%削減(排出量38トン以下)
- 2024年度実績
- PRTR法対象物質排出量 2001年度比63%削減(排出量70トン)
PRTR法物質排出量の推移(当社事業場および国内グループ企業)

2024年度の主なPRTR法対象物質の排出量・移動量の内訳(当社事業場および国内グループ企業)
横にスクロールします。
(t/年)※1
政令指定 番号 |
物質名 | 排出量 合計 |
排出量 | 下水道への移動量 | 事業場外への 移動量 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大気への 排出量 |
水域への 排出量 |
土壌への 排出量 |
事業所内 埋立量 |
|||||
1-001 | 亜鉛の水溶性化合物 | 2.3 | 0.0 | 2.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-011 | アクリロニトリル | 0.2 | 0.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-012 | アクロレイン | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-017 | アセトアルデヒド | 2.1 | 0.7 | 1.4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-028 | アリルアルコール | 1.1 | 0.0 | 1.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-075 | エチレンオキシド | 3.3 | 0.0 | 3.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-098 | 過酢酸 | 4.8 | 0.0 | 4.7 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-187 | ジクロロジフルオロメタン | 1.4 | 1.4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-213 | ジクロロメタン | 0.4 | 0.4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 2.6 |
1-275 | スチレン | 3.2 | 3.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-278 | ダイオキシン類※2 | 0.5 | 0.1 | 0.4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 |
1-302 | テトラヒドロフラン | 27.6 | 27.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 2.0 | 19.2 |
1-321 | トリエチルアミン | 6.1 | 5.9 | 0.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.3 |
1-347 | トルエン | 8.5 | 8.5 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 24.8 |
1-354 | ニッケル | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 2.8 |
1-380 | (1-ヒドロキシエタン-1,1-ジイル)ジホスホン酸並びにそのカリウム塩及びナトリウム塩 | 2.6 | 0.0 | 2.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-393 | 1,3-ブタジエン | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-415 | 2-ブテナール | 0.5 | 0.0 | 0.5 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-436 | ヘキサン | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
1-458 | ほう素化合物 | 1.9 | 0.0 | 1.9 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
1-464 | ホルムアルデヒド | 2.5 | 2.5 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
その他※3 | 0.4 | 0.4 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 31.0 | |
合計 | 70.2 | 51.3 | 18.9 | 0.0 | 0.0 | 2.3 | 83.0 |
- ※1取り扱い裾切り量は、排出量および移動量が1トン/年です。
- ※2ダイオキシン類の排出移動量単位はmg-TEQ/年です。
- ※3排出量が0.1トン/年未満の物質は「その他」に集約しました。
揮発性有機化合物(VOC)の排出量削減
当社グループは、人体や生態系に影響を及ぼす化学物質の代替化や使用削減に努めています。
2025年度を最終年とする中期目標として、当社事業場および国内グループ企業の揮発性有機化合物(以下、VOC)排出量を「2000年度排出量(2,145トン)比60%以上削減(858トン以下)」に設定しています。
2024年度のVOC排出量は2023年度比で10%減の1,005トンとなりました。
また、化学物質安全については、総合アセスメント制度によりリスク評価を確実に行い、生産・消費・廃棄など全ての事業活動における安全を確保しています。
2024年度は、重大なVOCの漏出はありませんでした。
中期目標と実績(当社事業場および国内グループ企業)
- 2025年度目標
- VOC排出量 2000年度比60%削減(排出量858トン以下)
- 2024年度実績
- VOC排出量 2000年度比53%削減(排出量1,005トン)
VOC排出量の推移(当社事業場および国内グループ企業)

PCB(ポリ塩化ビフェニル)の適正管理
当社グループは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)や「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(PCB特措法)に則り、トランス(変圧器)やコンデンサ、照明器具の安定器などのPCB廃棄物を適切に保管・管理し処理を進めています。
2021年度には、当社グループが保管していた高濃度PCB汚染物の処理が完了し、低濃度PCB汚染物も2025年度に処理を完了予定です。