カーボンニュートラルへの取り組み

COは、化学式だから。

CO(二酸化炭素)の温室効果によって地球の温暖化が加速しています。地球は温暖化していない、気温上昇の原因は人為的なものではない、とする様々な説もありますが、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第6次報告書によると2011〜2020年の世界平均気温は1850〜1900年にくらべて1.09℃上昇しており、それが人間活動が主な原因であることは「疑う余地がない」と報告されています。IPCCの第5次報告書に基づく2015年のパリ協定ではこの上昇を「2℃より十分低く、できれば1.5℃に抑えるための努力をする」という目標が掲げられました。先進国も途上国もすべての国が参加するべき目標で、日本もすでに賛同しています。達成のためには2050年までに世界全体がカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を実現する必要があります。

COは化学式であり、科学の進化の歴史がその排出に関わってきました。ダイセルは化学の会社としてカーボンニュートラルに取り組む責任を強く認識しています。そしてその解決はダイセルだけではできないことも知っています。だからこそ全社をあげて企業活動を革新しつつ、様々な企業や研究機関、自治体と共創しながら実現への取り組みを怠ることなく進めていきます。