社員紹介

山本 梨瑳
山本 梨瑳

生産本部 生産技術センター
プロセス革新グループ

山本 梨瑳

2015年入社 工学部 生物応用工学科卒

※所属は2024年8月現在のものです。

入社動機

会社の歩みに唯一無二の魅力を感じた。

私はダイセルの網干工場と播磨工場のちょうど真ん中に位置する地域で育ったため、ダイセルという会社は幼いころから良く知る会社でした。
大学で閉鎖性水域における排水処理についての研究を行っていたこともあり、就職活動では、瀬戸内海という国内最大規模の閉鎖性水域に隣接する化学工場に注目していました。
入社の決め手は、当社の説明会で知った「伝統ある素材から生み出されるモノづくり」に強く興味を持ったからです。セルロイドという根幹をなす素材から多種多様な事業が展開してきた会社の歩みに、唯一無二の魅力を感じました。

会社の歩みに唯一無二の魅力を感じた。

仕事内容

既存プロセスへの新技術導入を検討。

私が所属する部署では、工場の既存プロセスに新しい技術を取り入れ、実際に適用できるかどうかをラボ、ベンチ、パイロットでの実証試験や、シミュレーション技術を駆使することで、実機導入へ向けたスケールアップの検討を行っています。
配属された当初は、分析やメンテナンスといった業務を通して、技術検証の基礎を学びました。現在は新しい排水処理技術の実機導入に向けた検討を担当しており、ラボとパイロットそれぞれの試験に日々取り組んでいます。
検討を進める中で心がけているのは、常に実機で運転した時の状況を見据えることです。「安定的に運転するにはどんな条件でないといけないのか?」「オペレーターの方の作業量を減らすためにできる工夫はないか?」など、取得した運転データを解析する際は、導入時のイメージをさまざまな角度から思い描くようにしています。

エピソード

パイロット運転の開始直後に課題発現。

現在の部署に配属された入社2年目は、パイロット運転を開始した年でもありました。そのため、パイロットの立ち上げから安定運転の確立を担当し、定常の能力評価から非定常を想定した運転に至るまで、ありとあらゆる運転対応を経験することができました。
その中で印象に残っている出来事は、パイロット運転の開始直後に、ラボで想定していた性能が得られなかったことです。当初はその原因がわからず、入社年数の浅い私は「きちんと課題解決できるだろうか・・・?」と、弱気になっていました。そんな時、「何でも挑戦できるのがパイロット! 検討をどんどん加速してもらいたい!」という上司の言葉に勇気づけられました。
その後、上司や先輩方と議論し、さらに大学やメーカーへのヒアリングも自ら積極的に行いました。その上でパイロット運転の試行錯誤を行った結果、ラボ検討を行っていただけでは想定しきれない部分に課題があったことが判明し、解決へつなげることができました。
この経験から、一人で黙々と仕事を進めるだけではなく、周囲の方々を巻き込むことの大切さを学ぶことができたと感じています。

パイロット運転の開始直後に課題発現。
桁違いに大きなスケールで試験を実施。

やりがい

桁違いに大きなスケールで試験を実施。

革新的でかっこいい排水処理設備を築くのダ

大学時代に研究室で扱っていた装置と比べ、桁違いに大きなスケールで試験ができることにやりがいを感じています。現在運転しているパイロット設備の中には、高さ10mに及ぶ槽もあり、初めてそれを見上げた時は驚きの一言でした。 このような規模の試験ができる環境に日々喜びをかみしめている半面、「責任感や緊張感をもって、安全に作業しなければ!」と身の引き締まる思いを感じています。

桁違いに大きなスケールで試験を実施。

職場の雰囲気

その都度相談し合える雰囲気。

近年は在宅勤務を取り入れた働き方を行っています。私の業務ではラボ実験や水質分析を行うため、出社時は実験室でほとんどの時間を過ごし、在宅勤務でデスクワークや打ち合わせをしています。実験結果の解析や考察など、「一人で考えても解決しない!」という場合は、ベテランの研究員や上司、先輩の方々に直接、リモート問わず都度相談していますので、悩みを抱え続けることなく取り組めています。時には仕事の合間に楽しくおしゃべりすることもありますし、居心地の良い職場だなぁ…と日々感じています。

これからの挑戦

革新的でかっこいい排水処理設備を築き上げたい。

「工場排水」と聞いて頭に思い描くのは、やはり「汚い、臭い」というマイナスイメージかと思います。しかし、そんなマイナスイメージを覆してしまうような、革新的でかっこいい排水処理設備をいつか築きあげたいなぁ・・・! と考えています。
環境にも生き物にも優しいクリーンな工場を作り上げるため、排水に関する知識はもちろんのこと、今後はさらに幅広い分野の技術にも目を向け、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。

OFF TIME

台湾人の友人と現地で久しぶりに再会!

台湾人の友人と現地で久しぶりに再会!

台湾人の友人と現地で久しぶりに再会! 「次はどこへ行こうか?」「何をしようか?」と計画を立てては、国内外さまざまな地域に繰り出し、各地のご当地グルメや観光スポットを楽しんでいます。
この写真は一人旅で台湾へ行った時のものです。入社1年目の頃に、海外の語学研修先で仲良くなった台湾人の友人と久しぶりに再会し、現地のオススメスポットを案内してもらいました。