サステナビリティ参画するイニシアティブ・外部からの評価

参画するイニシアティブ

持続可能な開発目標(SDGs)

SDGsは2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が掲げる国際社会の共通目標です。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すもので、17のゴール・169のターゲットで構成され、地球上の「誰一人取り残さない」社会の実現を誓っています。

Sustainable Development Goals

持続可能な開発目標(SDGs)

国連グローバル・コンパクト

各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みづくりに参加する自発的な取り組みです。
企業に対し、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の各分野における本質的な価値観を容認・支持し、実行に移すことを求めています。
当社グループは2020年4月、「責任ある企業市民としてグローバルな課題を解決していく」という「国連グローバル・コンパクト」の趣旨に賛同し、署名しました。
また、社内浸透を推進するために、2021年度より、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)の各分科会に関係部門が参加し、情報収集と共有化を進めています。

国連グローバル・コンパクト

レスポンシブル・ケア活動

化学工業界では、化学物質を取り扱う各企業が、化学品の開発から製造・物流・使用・最終消費・リサイクルを経て廃棄に至る全ての過程において、環境・安全・健康を確保し、その成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを行う活動を展開しています。この活動を「レスポンシブル・ケア(RC)活動」と呼んでいます。
当社は一般社団法人日本化学工業協会(JCIA)に加盟し、同協会の「環境・安全に関する日本化学工業協会基本方針」に基づき、1995年2月21日に「レスポンシブル・ケア基本方針」を策定し(その後2017年4月5日に改定)RC活動に取り組んでいます。

レスポンシブル・ケア

TCFD賛同・TCFDコンソーシアムへの参画

TCFD※1は、G20の要請を受けた国際組織「金融安定理事会(FSB※2)」が、気候関連の情報開示および金融機関の対応を検討するため2015年に設立したタスクフォースです。2017年6月に公表された最終報告書では、気候変動が財務に与える影響の把握および情報開示を、世界中の企業に提言・推奨しています。
このTCFD提言に2021年11月、当社グループも賛同しました。また、同提言に賛同する企業や金融機関などからなる「TCFDコンソーシアム」にも参画しています。

  • ※1Task Force on Climate-related Financial Disclosures(気候関連財務情報開示タスクフォース)
  • ※2Financial Stability Board
TCFD賛同・TCFDコンソーシアムへの参画

経済産業省「GXリーグ基本構想」への参画

GXリーグとは、GX(グリーントランスフォーメーション)に積極的に取り組み、現在および未来社会における持続的な成長実現を目指す企業が同様の取り組みを行う企業群を官・学と協働する場として、経済産業省が設立したものです。
当社は産・官・学の協働を通じたカーボンニュートラル社会の実現に向けて、2023年5月に「GXリーグ」に参画しました。

GXリーグ

GXリーグ基本構想(経済産業省)

日本バイオプラスチック協会(JBPA)

「日本バイオプラスチック協会(JBPA)」は、循環型社会の実現に重要な役割を果たす新素材バイオプラスチック(生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの総称)の普及促進と試験・評価制度の確立を目的に、1989年に設立された民間団体です。

日本バイオプラスチック協会(JBPA)

クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)

地球環境の新たな課題である海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、プラスチック製品の持続可能な使用と、廃棄の削減につながる代替品の開発および導入・普及を図るために設立されたプラットフォームです。業界の垣根を越えて経済界全体としての活動を企画・推進し、官民一体となって素材を通じた持続可能な発展を推進します。
当社は、2019年11月より参加しています。

クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス

GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム(GSHIP)

プラスチックごみの流出による海洋汚染が世界的な問題となっている中、広島県が主導して設立されたプラットフォームが「GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム(GSHIP)」です。
2050年に瀬戸内海に流出するプラスチックごみをゼロにすることを宣言し、その実現のために、使い捨てプラスチックの削減や代替素材の開発、海洋流出の防止、海辺の清掃、広報・啓蒙活動など多角的な活動を推進しています。
当社は2021年6月より参加しています。

GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム

WIPO GREENパートナー

WIPO GREENは、環境技術の移転促進を目的として世界知的所有権機関(WIPO)が2013年に設立した、知的財産の保有者と使用希望者を結び付けるデータベース&ネットワークです。知財保有者は環境関連の特許を、使用希望者はニーズをWIPOに登録し、マッチする者同士が自由に交渉できます。これにより登録された特許は、国際的な認知の獲得および有効な活用法の発掘が見込まれます。
当社は2020年4月15日より、「パートナー」として参画しています。

World Intellectual Property Organization

WIPO GREENパートナー

2030年30%へのチャレンジ~#Here We Go 203030~

一般社団法人経済団体連合会が2020年11月に公表した、2030年に向けた「多様な人々の活躍促進」の取り組みです。「。新成長戦略」では、持続可能な成長を実現するためのカギとして「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」をその推進力と位置付け、「2030年までに役員に占める女性比率を30%以上にすることを目指す」との目標を掲げています。
当社は2021年4月5日に賛同を表明しました。

2030年30%へのチャレンジ~#Here We Go 203030~

その他の支持する主なイニシアティブ

一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)

外部からの評価

ESG投資インデックス

MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数の構成銘柄に選定

MSCIでは、ESG(環境・社会・ガバナンス)評価が相対的に高い企業を業種ごとに選別して構成する株価指数「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」を公表しています。
当社は種々の取り組みが評価され、2017年7月より構成銘柄として選定されています。

Morgan Stanley Capital International

MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数の構成銘柄に選定

MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数

MSCI日本株女性活躍指数(WIN)の構成銘柄に選定

MSCIでは、女性活躍推進法により開示されるデータを基に、業種内で性別多様性に優れた企業を選別して構成する株価指数「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」も公表しています。その多面的な性別多様性スコアに基づき、当社は2019年6月より構成銘柄として選定されています。

Women's Index

MSCI日本株女性活躍指数(WIN)の構成銘柄に選定

株式会社ダイセルのMSCI指数への組み入れ、および本ページにおけるMSCIのロゴ、トレードマーク、サービスマーク、指数名称の使用は、MSCIやその関係会社による株式会社ダイセルの後援、推薦あるいはプロモーションではありません。MSCI指数はMSCIの独占的財産です。MSCIおよびその指数の名称とロゴは、MSCIやその関係会社のトレードマークもしくはサービスマークです。

FTSE4Good Index Seriesの構成銘柄に選定

FTSE Russellにより構築された「FTSE4Good Index Series」は、ESG(環境・社会・ガバナンス)の対応に優れた企業のパフォーマンスを測定するために設計されたインデックスです。当社は2022年6月、その構成銘柄として選定されました。

FTSE4Good Index Seriesの構成銘柄に選定

FTSE Russell(FTSE International LimitedとFrank Russell Companyの登録商標)は株式会社ダイセルが第三者調査の結果、FTSE4Good Index Series組み入れの要件を満たし、本インデックスの構成銘柄となったことを証します。FTSE4Good Index SeriesはグローバルなインデックスプロバイダーであるFTSE Russellが作成し、環境、社会、ガバナンス(ESG)について優れた対応を行っている企業のパフォーマンスを測定するために設計されたものです。FTSE4Good Index Seriesはサステナブル投資のファンドや他の金融商品の作成・評価に広く利用されます。

FTSE Blossom Japan Indexの構成銘柄に選定

FTSE Russellにより構築された「FTSE Blossom Japan Index」は、ESG(環境・社会・ガバナンス)評価の高い日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されたインデックスです。
このインデックスは、組入銘柄が特定業種に偏らないよう、日本株式市場の構成比率に沿って調整されます。当社は2022年6月、その構成銘柄に選定されました。

FTSE Blossom Japan Indexの構成銘柄に選定

FTSE Russell(FTSE International LimitedとFrank Russell Companyの登録商標)は株式会社ダイセルが第三者調査の結果、FTSE Blossom Japan Index組み入れの要件を満たし、本インデックスの構成銘柄となったことを証します。FTSE Blossom Japan IndexはグローバルインデックスプロバイダーであるFTSE Russellが作成し、環境、社会、ガバナンス(ESG)について優れた対応を行っている日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されたものです。FTSE Blossom Japan Indexはサステナブル投資のファンドや他の金融商品の作成・評価に広く利用されます。

FTSE Blossom Japan Sector Relative Indexの構成銘柄に選定

FTSE Russellにより構築された「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」は、ESG(環境・社会・ガバナンス)の対応に優れた日本企業を反映するインデックスで、業種などが偏らないよう配慮して設計されています。また低炭素経済への移行を促進するため、特にGHGガス排出量の多い企業については、TPI経営品質スコアにより改善の取り組みが評価される企業のみを組み入れています。
当社は2022年4月、その構成銘柄に選定されました。

Transition Pathway Initiative。低炭素経済への移行に対する企業の準備状況を評価し、気候変動への取り組みを支援するため2017年に英国のアセットオーナー主導で設立されたイニシアティブ

FTSE Blossom Japan Sector Relative Index の構成銘柄に選定

FTSE Blossom Japan Index Series

  • FTSE Russell(FTSE International LimitedとFrank Russell Companyの登録商標)は当社が第三者調査の結果、FTSE Blossom Japan Sector Relative Index組み入れの要件を満たし、本インデックスの構成銘柄となったことを証します。
    FTSE Blossom Japan Sector Relative Indexはサステナブル投資のファンドや他の金融商品の作成・評価に広く利用されます。

S&P/JPX カーボンエフィシェント指数の構成銘柄に選定

「S&P/JPX カーボンエフィシェント指数」とは、TOPIX構成銘柄の中から、環境情報の開示状況・炭素効率性(売上高当たり炭素排出量)の観点から構成銘柄のウエイトを決定する指数です。当社は2018年9月、その構成銘柄に選定されました。

S&P/JPX カーボンエフィシェント指数の構成銘柄に選定

S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数

Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index (“GenDi J”)の構成銘柄に選定

「Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index (GenDi J)」は、ジェンダー・ダイバーシティに関する取り組みが「企業文化として浸透している」「従業員に平等な機会を約束している」ことに重点を置いてMorningstar社とEquileap社が発表する、日本国内株式のESG指数です。
その構成銘柄として2023年4月、当社も選定されました。

Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index

その他の主な外部評価

EcoVadis社のサステナビリティ評価で「シルバー」を獲得

「EcoVadis」とは、企業の方針および実施対策・環境・労働と人権・倫理・持続可能な資材関連について、企業の公開情報を基に評価をしている機関です。各企業の業種・規模・ロケーションも考慮した上で企業のデータを分析することで、信頼性の高い評価を実施しています。
SILVERメダルは、全てのEcoVadis参加企業の内上位25%以内に入った企業に授与されます。

EcoVadis社のサステナビリティ評価で「シルバー」を獲得

EcoVadis

健康経営優良法人2023~ホワイト500~認定

「健康経営優良法人2023~ホワイト500~」は、経済産業省と日本健康会議が共同で主体となり、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する「健康経営優良法人制度」の枠組みの中で、保険者と連携して優良な健康経営に取り組んでいると認定された大規模法人の総称です。

健康経営優良法人2022~ホワイト500~認定

えるぼし(三つ星)認定

「えるぼし認定」は、一般事業主行動計画の策定・届出を行った企業の内、女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況が優良であるなど一定の要件を満たした場合に厚生労働省が認定する制度です。三つ星は、管理職比率、労働時間などえるぼし認定の5つの基準全てを満たし、その実績を「女性の活躍推進企業データベース」に毎年公表している企業が取得できるもので、当社は2020年9月に三つ星認定されました。

えるぼし(三つ星)認定

「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証

大阪市は、「女性活躍リーディングカンパニー」認証を実施しています。この制度は、女性が働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組む企業などを一定の基準に則り認証することで、当該企業などが社会的に認知され、その取り組みが広く普及することを図るものです。
当社は2019年11月より、同制度の最上位である「三つ星認証」を取得しています。今後も引き続き、性別・国籍・障害の有無にかかわらず、社員一人ひとりが個性を発揮し、能力を最大限に生かしながら働き続けられる会社を目指していきます。

「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証

経済産業省「DX認定事業者」の認定取得

DX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づく認定制度です。デジタル技術による社会変革を踏まえて経営者に求められる対応をまとめた「デジタルガバナンス・コード」の基本事項に対応し、DX推進の準備が整っていると認められる企業を国が認定します。
当社は2023年10月に、「DX認定事業者」として認定を取得しました。

経済産業省「DX認定事業者」の認定