社員紹介

村上 優作
村上 優作

エンジニアリングセンター
プラントエンジニアリンググループ

村上 優作

2006年入社 高等専門学校 機械系卒

※仕事内容は取材当時のものです。

入社動機

地元の環境改善に向けて活躍したい。

広島県の大竹工場が建つ河口付近に実家があり、社会人になるまで海山川に囲まれた自然豊かな環境で学び成長してきました。昔は、ダイセルが製品を荷役する岸壁のすぐ近くまで立ち入ることができていたので、そこで友人と泳いだり魚釣りをしたりして遊んでいたこともあり、ダイセルには幼いころから馴染みがありました。
ただ、幼少のころは大気や水質の環境が今ほど良くなく、海の色は少し変わっていた記憶もあり、今振り返るとよくあんなところで遊んでいたなと思ってしまいます(笑)。
今では先輩技術者の努力の甲斐あって、すっかり綺麗な海に戻りましたが、私も地元の環境改善に向けて活躍できたらいいなと想い描き、ダイセルを志望しました。また、化学とはまったく縁のなさそうな商船学科出身ですが、学校の先輩が実際に入社し活躍していたことも背中を押してくれました。

地元の環境改善に向けて活躍したい。

仕事内容

セルロース製品製造向けの機械設備を新設。

高機能なセルロース製品を製造するための、新たな機械設備を作る仕事をしています。同じ会社の仲間でありお客様でもあるプロセス開発者や生産現場の要望を聞いた上で、必要な機能を備えた装置を提案し、使い手の立場になって建物の中へ装置をレイアウトしていきます。
また、世の中にある機械装置をただ購入するだけでなく、長期間の過酷な運転に耐えられるよう、アレンジや設計変更したものを納めてもらい、現場へ据え付けていきます。 この仕事の中で特に意識していることは、社内外の人たちとのコミュニケーションを欠かさないこと。自己満足の設備は必要なく、会話の中から本当に必要な機能は何なのか、なぜそれが必要なのかを引き出し、設備を作り上げることが一番大切だと思っています。

エピソード

故障したメイン装置の早期復旧に挑戦。

化学メーカーに入社して自分に何ができるだろうと思っていましたが、船も産業機械の組み合わせで走るので、化学装置の設計は馴染みやすかったです。それでも知らないことばかりで、上司や先輩のあたたかい指導を受け日々成長を続けています。
そんなある日、製品を製造するメインの装置が故障しました。この装置が止まると、一日あたり数百万円規模の販売機会を失ってしまいます。そのトラブル対応を任され、一刻を争う事態の中でこれまでにないプレッシャーを感じながら装置の修理と現地工事の計画・実行を行いました。
最初は周囲から「その納期は達成できない」や「その施工方法では無理だ」などと言われましたが、細かなスケジュールを調整したり、協力企業の監督と面と向き合って施工方法を協議したりすることで、早期に復旧することができました。あきらめずに誠心誠意こちらの考えを伝えることで、周りは自分を支えてくれると感じた仕事でした。

故障したメイン装置の早期復旧に挑戦。
苦労の末、手がけた設備が動き出す瞬間。

やりがい

苦労の末、手がけた設備が動き出す瞬間。

大型投資のプラント建設を手がけるのダ

やはり長い期間をかけて設計した設備が完成し、無事に運転できた時は、まるで雛鳥が大空に羽ばたいたような気持ちで感慨深いです。
私たちエンジニアには、決められた納期で少しでも安く良い設備を作ることが要求されますが、いざ設計を始めると時間がいくらあっても足りない仕事もあります。それでも自分が設計した設備ができあがるのを見たい、より良いものを作りたい、といった思いを胸に、仕事のヤマ場で「弱冠20代の自分が!?」と緊張しながら、社長や取締役を前に設計内容や予算金額を説明した記憶もあります。
そこで承認を得ることができると、実際に装置メーカーへの製作の依頼や、施工業者への現地工事の依頼を進めていきます。そんなたくさんの工程を経て最終的に設備が完成すると、運転が始まり、その傍らで設備たちの姿を見届けるのです。何度訪れても、この瞬間の感動が薄れることはありません。

誰もが快くアドバイスをしてくれる。

職場の雰囲気

誰もが快くアドバイスをしてくれる。

現在勤務するイノベーション・パークは、フリーアドレスが採用され目的に合わせて利用可能な個別集中ブースや、大型モニターを設置したディスカッションブースが設けられています。そのイノベーション・パークの中で出会う上司や同僚、社外関係者は皆、立場に関わらず挨拶を自然に交わし、気軽に相談できる環境が整っています。相談にいくと誰もが快くアドバイスをしてくれる良い職場だと感じています。

これからの挑戦

大型投資のプラント建設をしてみたい。

化学をベースにした企業なので、プロセス担当者に比べエンジニアリング部門は少数精鋭ですが、その分大きな仕事を任されるチャンスがあります。今は小〜中規模の投資案件を担当していますが、いつかは大型投資のプラント建設をしてみたいです。
そして将来は機械装置だけでなく、土木建築や電気計装の担当者を取りまとめて建設を進めるトータルコーディネーターとして活躍できるようになるのが目標です。

OFF TIME

季節に合わせた遊びでリフレッシュ!

季節に合わせた遊びでリフレッシュ!

季節に合わせた遊びでリフレッシュ! 休日は家族で出かけることが多いです。こちらの写真は秋に紅葉を見に行った時のものです。春はピクニック、夏は海やプール、冬はスノーボードなど季節に合わせた遊びでリフレッシュしています。