社員紹介

新しいプラントを立ち上げるのダ
Ryuji Saito

生産本部 生産技術センター 工業化グループ

斎藤 隆二

1998年入社 自然科学研究科 生産システム専攻修了

※仕事内容は取材当時のものです。

入社動機

学生と真剣に向き合う姿勢。

大学の講義でメタノール法酢酸製造技術について学んだことがあり、それがきっかけでダイセルを知りました。
入社試験では役員面接の際に、反応速度について簡単な質問を受けたのですが、緊張と勉強不足でまともに答えることができませんでした。そんな私の様子を見た面接官の方が、「焦らなくていいよ。下に図書室があるから調べて来て」と仰り、面接を中断して図書室で勉強させていただきました。面接室に戻ると、質問された役員の方から私一人のために丁寧な講義をいただきました。今も忘れられない思い出です。
大学に戻って、この話を担当教授にしたら、「学生とそこまで真剣に向き合ってくれる会社なんて少ないよ」と教えていただき、この会社で働いてみたいと感じたのが入社の決め手でした。

学生と真剣に向き合う姿勢。

仕事内容

化学プラントでの製造プロセスの開発を担当。

化学プラントでの製造プロセスの開発を担当しています。化学プラントでは反応、蒸留、伝熱、その他多くの単位操作を組み合わせて一つの製品を作り出します。製品ごとに必要な単位操作は異なり、操作条件も違います。製品を作り出すために、どのようなプロセスが最適なのか、どんな技術が必要なのか、といったことを考えて実現していくのが仕事です。
ラボでの開発からプラントでの製造まで、その製品が生み出されていくすべてのステージを担当できることがこの仕事の醍醐味です。また、そうやって作り上げた製品をより良いモノにするためにプロセスをブラッシュアップし続けることも大切な仕事の一つです。

エピソード

原因がまったくわからない課題に直面。

品質基準に「臭気」(匂いの有無)という項目のある製品の製造プロセスを開発した時の話です。実験室レベルで確立した技術を、パイロットプラントという実験室よりも少し大きい装置で検証したところ、何度やっても製品の臭気がなくならず品質が合格しないという課題に直面しました。
実験室での検討では予想していなかったことで、原因がまったくわかりませんでしたが、それでもあきらめず、周りの仲間たちとともに専門技術を出し合い、同じ目標に向かって注力したことで何とか課題を解決することができました。
個の力だけではなく、いろんな力を結集してベクトルを合わせることがいかに重要なのかを改めて学ばされた大切な経験の一つです。

原因がまったくわからない課題に直面。
仲間と一緒に目標を達成する喜び。

やりがい

仲間と一緒に目標を達成する喜び。

新しいプラントを立ち上げるのダ

製品を作るといっても、ただ作ればよいわけではなく、安全に、安定して製造できなければならず、製品の品質は常にお客様に満足していただけるものでないといけません。
加えて、コスト競争力も考えてプロセスを開発しないといけないので難しい仕事ですが、目標に向かって新しい技術に挑戦したり、仲間たちとアイディアを出し合って取り入れてみたり、そういった自分たちの思いを直接試したりできることに、大きなやりがいを感じています。
そうやって確立したプロセスを実際の製造プラントに適用して行う試運転では、いつも緊張と不安でいっぱいになりますが、目標通りの製品が得られた時のうれしさは半端ではありません。

仲間と一緒に目標を達成する喜び。

職場の雰囲気

若手が積極的に提案できる。

大きなプロジェクトで10数名のメンバーと業務をしています。入社2年目の若手から50代後半のベテランまで幅広い年齢層のメンバーですが、年齢差など感じることはありません。若手はどんどん自分の考えや提案をしますし、ベテランはそれが良い刺激になって自分が少し若返ったような錯覚をしています。忙しい毎日ですし、何度も壁にぶつかりますが、明るい雰囲気で仕事ができるのは同じゴールを共有した仲間がいるからだと思います。

これからの挑戦

新しいプラントの立ち上げを成功させる。

現在、大きな投資案件を担当しています。プラントを最初から建設し、新しい技術も取り入れます。プラントが稼働するのはもう少し先になりますが、まずはしっかりとこのプラントを立ち上げたいというのが目下の目標です。
私たちの作った製品を世界中のお客様に使っていただいて、仕事の舞台がグローバルに広がっていったらうれしいです。

OFF TIME

散歩に運動、そしてサッカー観戦!

散歩に運動、そしてサッカー観戦!

散歩に運動、そしてサッカー観戦! オフタイムは、散歩や運動をしてリフレッシュしています。休みが長い時は、よく旅行へも出かけます。食べ歩きが好きで、旅先で美味しいものを食べるのが楽しみの一つです。
あと、ダイセルがガンバ大阪のスポンサーなので言いにくいのですが、実はヴィッセル神戸のファンでホーム戦のときはよく観戦に行きます。この写真はイニエスタの神戸デビュー戦を観に行った時のものです。どちらのチームも頑張ってほしいです。