HPPs SBU 開発統括部
テクニカルソリューションセンター
開発支援チーム
木村 愛
2015年入社 工学部 機能高分子工学専攻修了

HPPs SBU 開発統括部
テクニカルソリューションセンター
開発支援チーム
木村 愛
2015年入社 工学部 機能高分子工学専攻修了
※所属は2026年4月現在のものです。

私が所属している開発支援チームでは、お客様や社内からの依頼分析を中心に、分析装置の管理や新しい分析技術の開発を行っています。依頼分析では異物分析を担当し、FT-IRや蛍光X線、SEM-EDXなどを使って異物の材質判定をしています。結果は、お客様との信頼関係に直結するため、正確さが求められます。分析技術の開発では、学会への参加や分析装置メーカーの動向調査を行い、これまで難しかったミクロ構造の解析や詳細な組成分析の実現に取り組んでいます。分析技術で「わかること」が増えていくおもしろさを日々感じています。

お客様からの樹脂表面処理の観察依頼が印象に残っています。異物分析で使い慣れた装置ではなく、新しい表面加工装置を扱わなければならず、依頼を受けたときは正直不安を感じました。サンプルはお客様の成形品で、サンプリング箇所が結果を大きく左右するため、営業と密に連絡を取りながら慎重に進めました。お客様とエンドユーザーの面談期日が迫り、納期も非常にタイトでしたが、営業と一緒に最後までやり切り、喜んでいただける結果を報告できました。この経験を通して、技術力とチーム連携の大切さを強く実感しました。


育児休業から復帰した2021年は、仕事と育児の両立に苦労する日々でしたが、その中で「繊維状フィラーの測定技術の開発」と「微小領域の樹脂劣化に関する分析技術の開発」の2件で社内表彰をいただきました。繊維状フィラーの測定は研究開発に不可欠な要素技術であり、樹脂劣化の分析はお客様へのテクニカルサポートに直結する技術です。異なる領域で成果を残せたことは大きな自信につながりました。特に後者は、入社動機である“お客様と一緒にものづくりに向き合う姿勢”を体現できた瞬間で、技術者としての誇りとやりがいを強く感じた出来事です。

現在は子育てをしながら働いており、子どもの体調不良で急なお休みが必要になることもありますが、上司や同僚はいつも理解してサポートしてくれます。テレワークやフレックス勤務も柔軟に活用でき、自分や家族の予定に合わせて無理なく働ける環境です。グループの雰囲気も明るく、女性社員が多いため夜の飲み会ではなくランチ会で親交を深めています。働きやすさとチームの温かさを日々実感できる職場です。

これまで要素技術の開発とお客様向けテクニカルサポートの両面に携わり、分析技術でものづくりに貢献できるおもしろさを実感してきました。今後は、新しい分析手法の確立や装置活用の幅をさらに広げ、より高度な課題にも応えられる技術者を目指したいと考えています。また、後輩の育成にも関わり、チームとして技術力を高めていくことにも挑戦していきたいです。

オフタイムは、子どもたちと一緒に遊んだりお菓子を食べたりする時間がいちばんのリフレッシュになっています。夜、子どもたちが寝たあとは、自分へのごほうび時間。カフェラテを片手にドラマや好きなアイドルの動画をのんびり見るのが日課です。そのとき、飼い猫が膝にちょこんと座ってくれるのがとても癒しで、明日も頑張ろうと思える瞬間です。