当社グループ会社製品における不適切行為に対する調査結果について

株式会社ダイセル
代表取締役社長 小河 義美

 2022711日に公表しましたとおり、当社完全子会社であるダイセルミライズ株式会社が販売する樹脂製品の一部において、米国の第三者安全科学機関であるUnderwriters Laboratories Limited Liability Company(以下「UL」)の認証に関し、不適切な行為(以下「本件不適切行為」)が判明しました。これを受け、当社の独立社外監査役と当社と利害関係を有しない社外の有識者から構成される調査委員会を設置し、本件不適切行為の事実関係、当社国内子会社でのUL認証に関連する類似案件の有無を調査するとともに、これらの行為の原因分析及び再発防止策の提言等を委任していました。その結果、20221216日に同委員会からの調査報告書を受領しましたので、別紙「調査報告書(要旨)」のとおりご報告申し上げます。

 同委員会は、当社グループの役職員を対象としたアンケート、ヒヤリング、電子メール等の精査、ホットラインの設置等により本調査を実施し、本件不適切行為に関する事実の確認及び原因分析を行うとともに、現行の品質コンプライアス体制の検証結果とあわせて、10項目の再発防止策の提言を行いました。

 当社は、本調査の結果について、ダイセルミライズ株式会社への周知徹底はもとより、当社の取締役会、経営会議において直ちに共有しました。その上で、本調査結果を当社グループ全体で真摯かつ誠実に受け止め、猛省し、今後いかなる不適切行為に対してもこれを決して許さず、断じて決別することを当社グループトップとして宣言いたします。さらに、同委員会の10項目の提言を全て盛り込んだ再発防止策を「20233月末までに」「全役職員の総意の下」「従来の宣言や指針、現行の組織体制との目的統一を図り」「シンプルで誰もが分かりやすい」カタチにし、20234月に社内外へ公表いたします。また同時に、本不適切行為によりお客様をはじめ社会に多大なご迷惑をおかけした結果に対し、経営としての責任を明確にするべく、関連役員に対して厳正な処分を実施します。

 当社グループの役職員全員が、今一度、「モノづくり」の基本に立ち返り、信頼回復に全力を挙げて邁進していくことをここにお約束申し上げます。

 お客様をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

◇別紙「調査報告書(要旨)」

以上

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