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「木材をまるごと常温で溶解する」研究が、日本の木材産業の発展に寄与する新しい研究・技術開発として評価されました

株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河義美、以下、ダイセル)と国立大学法人京都大学(以下、京都大学)の共同研究チーム※1は、公益社団法人日本木材加工技術協会※2が授与する「市川賞」を受賞し、6月2日に第22回授与式が行われました。本賞は、日本の木材産業の発展に寄与する新しい研究・技術開発の業績として認められたものを対象に毎年1回2件以内に授与されるもので、今年は「木材の超穏和溶解を利用した合成ポリマー・接着剤フリーな木質圧縮成形物及び表面コート木材の創成」の1件が受賞しました。

木を溶かしてつくったバイオマスフィルムと表面コート木材

「木材をまるごと常温で溶解する」

京都大学の渡辺隆司教授が推進する「バイオマスの超穏和溶解による高度利用」の研究においては、木材や農産廃棄物を室温から風呂温度程度の超穏和な条件で、有機酸などに可溶化し、紙とプラスチックの性質を合わせもつバイオマスフィルムや、その他のバイオマス成形体を創成するとともに、バイオマスが溶解した液体からセルロースやリグニンを常温で分離・利用する方法などを研究しています。その技術を応用し、今年度は京都大学とダイセル、さらに木製家具メーカーのカリモク家具と共同で、バイオマスフィルムによる表面コートの実用化に向けた研究開発を進めています。