東京慈恵会医科大学、就実大学による投与時の穿刺の恐怖感を軽減する注射針を用いない新規医薬品皮下投与法の研究が「Scientific Reports」へ掲載

株式会社ダイセル


東京慈恵会医科大学(東京都港区、学長 松藤千弥)臨床薬理学講座の橋口正行教授および志賀剛教授らと、就実大学(岡山県岡山市、学長 桑原和美)薬学部・薬物動態学研究室の清水美貴子教授との共同研究による、注射針を用いない投与デバイス「パイロドライブジェットインジェクター」(PJI)を用いた、投与時の穿刺の恐怖感を軽減した患者にやさしい新規皮下投与方法に関する研究が、20251112日付で「Scientific Reports」誌に原著論文として掲載されました。
この研究にPJIとして当社の「アクトランザ® ラボ」が用いられました。
※「アクトランザ® ラボ」は動物実験を目的とした理化学機器です。

■研究のポイント
・皮下注射は投与時の痛みや恐怖感を伴うことから、治療への抵抗感やアドヒアランス*1低下を引き起こし、結果として皮下注射製剤による薬物治療を断念せざるを得ない患者も存在します。
・本研究では、注射針を使用しない「パイロドライブジェットインジェクター」(PJI)という新規薬剤注入メカニズムを活用し、リウマチ治療薬のアンカードラッグであるメトトレキサートをモデル薬として、無針による新たな皮下投与方法を開発しました。
・PJIを用いて開発した新規投与方法は、ラットを用いた動物実験において、従来の皮下注射製剤と同等のバイオアベイラビリティ(BA*2 を示すことを明らかにしました。

*1 患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること
*2 バイオアベイラビリティ(BA):投与された薬物が体内にどの程度吸収され、利用可能となったかを 示す薬物動態学的指標。吸収効率を評価する上で不可欠なパラメータ

■研究メンバー
・東京慈恵会医科大学 臨床薬理講座 教授 橋口 正行
・東京慈恵会医科大学 臨床薬理講座 教授 志賀 剛
・就実大学薬学部薬物動態学研究室 教授 清水 美貴子

■論文情報
A new, patient-friendly, needleless methotrexate administration method using the pyro-drive jet injector in rats.
Scientific Reports 2025 Nov 12;15(1):39599.
doi: 10.1038/s41598-025-23302-6.  PMID: 41225020

本研究内容に関する詳細は、東京慈恵会医科大学のリリースをご確認ください。

患者にやさしい新規医薬品皮下投与法の開発 ~パイロドライブジェットインジェクターを用いた無針投与法の開発~
https://www.jikei.ac.jp/press/detail/?id=41586 


■パイロドライブジェットインジェクター「アクトランザ® ラボ」

actranza.png

当社は長年にわたって、自動車用エアバッグシステムにも使用される「ただ一度だけ、瞬時に、確実に、安全に動力を生み出すことができる技術」(One Time Energy DAISI)を開発してきました。「アクトランザ® ラボ」はその技術を使った、針を用いることなく薬液を特定の組織内に高速ジェット流で送達する新規投与デバイスです。

アクトランザ® ラボ : https://www.daicel.com/business/new-solution/actranza/
One Time Energy™ DAISI: https://www.daicel.com/safety/daisi/

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社ダイセル
ライフサイエンスSBU 
TEL: 03-6711-8163;  E-mail: actranza@jp.daicel.com

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