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金沢大学STELLAプログラムにて高校生向け企業講演・研究施設見学会を実施

探究する高校生と化学研究開発の現場をつなぐ

2026年8月21日、金沢大学バイオマス・グリーンイノベーションセンター(BGIC)で開催された「金沢大学STELLAプログラム」において、ダイセルが高校生を対象とした企業講演および研究施設見学会を実施しました。

金沢大学STELLAプログラムは、理数系に優れた意欲・能力をもつ小中高生が自ら課題を発見し、大学の研究力を駆使しながら解決に向けた探究を進め、新たな価値を生み出す力を育むことを目的とした教育プログラムです。
当日は北陸地域を中心に約30 名の高校生が参加しました。

金沢大学STELLAプログラム別ウィンドウで開く

愛せる未来研究所では、ダイセルの研究者や技術と教育現場をつなぎ、高校生が実社会の課題や研究開発の最前線に触れる機会づくりを推進しています。今回のプログラムもその取り組みの一環として金沢大学との連携で実現したものです。

当日は、環境に配慮したセルロース素材「CAFBLO®」や「BELLOCEA®」を題材とした当社研究員による講演に加え、研究設備の見学や製品展示、3Dプリンターによる実演を通じて、化学技術が社会でどのように活用されているのかを紹介しました。

持続可能な社会を支える素材開発を学ぶ

講演では、バイオプラスチックの基礎知識や環境課題への取り組みについて紹介しました。
セルロース系素材「CAFBLO®」については、非可食バイオマス由来であることや海洋環境での生分解性、マテリアルリサイクルの可能性などを取り上げ、環境価値と実用性の両立を目指した素材開発の考え方を伝えました。

また、化粧品分野で活用されるセルロース微粒子「BELLOCEA®」を例に、マイクロプラスチック代替材料の開発背景や、化学技術が身近な製品の価値向上に果たす役割についても紹介しました。
参加した高校生たちは、環境問題と科学技術とのつながりや、化学が私たちの暮らしを支え、さまざまな場面で活用されていることへの理解を深めていました。

研究開発の現場を体感

講演後は、会場となったBGICの研究施設を見学しました。
産学連携による研究活動や、素材開発から製品化に至るまでの流れについて説明を受けながら、樹脂の混練・成形設備や蒸留設備などの研究機器を見学しました。
高校生たちは普段目にすることのない研究開発の現場に触れながら、研究者や技術者がどのように課題と向き合い、新しい価値を生み出しているのかを学びました。

「見て・触れて・体験する」学びの機会

当日は、実際の製品や開発サンプルの展示に加え、「CAFBLO®」を使用した3Dプリンターによる造形実演も行いました。
参加者は素材サンプルを手に取ったり、造形の様子を間近で観察したりしながら、化学素材が製品へと形になっていくプロセスに高い関心を示していました。
講演で学んだ内容を実際のモノや設備と結びつけながら体験することで、研究やものづくりをより身近に感じてもらう機会となりました。

次世代育成への取り組み

今回のプログラムでは、ダイセルの研究者や研究施設を活用し、高校生が化学やものづくりの現場に直接触れる機会を提供しました。
愛せる未来研究所は、ダイセルの技術や人材と教育現場をつなぎながら、中高生が研究者や技術者との出会いを通じて視野を広げ、自らの探究や将来の可能性を考える機会づくりを進めています。
今後も社内の研究者・事業部門と学校や大学との連携を支えながら、高校生一人ひとりの探究心や挑戦を応援し、未来を担う人材の育成に貢献していきます。