当社姫路製造所網干工場における従業員の死亡について

523日(金)20時ころ、当社従業員の一人が意識不明の状態で発見され、その後死亡が確認されるという事案が発生いたしました。
衷心より、亡くなった従業員のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。
現在、警察による死亡原因の調査が進められているところです。
また当該事案に関連して、地域の皆様に有害ガス漏れなどの不安を生じさせましたことをお詫び申し上げます。
なお、当該事業所における有害ガスは検知されなかったことを確認しています。


                     記

1.発生日  2025523

2.発生場所 株式会社ダイセル 網干工場 有機エリア

3.被災者  当社従業員1名(50代 男性) 設備管理部門

4.経緯
17時ころ、現場作業に出ていた該当者が当日の退勤予定時間を過ぎても執務室に戻らず、携帯電話などにも反応しなかったため、工場構内を捜索。
20時ころ、工場排水中の監視計器(TOC計)を設置した小屋の中で、意識不明で倒れているところを発見、直ちに救急を要請。
・救急隊による救命処置を実施するも、21時過ぎ、死亡を確認。

5.発見時の状況
・発見時、有害ガス中毒の懸念から、小屋内を強制換気して搬出。
・その時点で、硫化水素、一酸化炭素、可燃性ガスなどの濃度を測定したが検出されなかった。
・その後、消防の指示により、換気を停止して窓を閉めた状態で小屋内の酸素濃度を測定すると16%まで低下していることが確認された。

6.現在の状況
・当該工場は、定期修繕工事期間中のため、生産活動は行っていない。
・死亡原因については警察にて捜査中。
・発見場所のTOC計では計装用空気(IA)が使用されているが、定期修繕工事に伴い空気から窒素に切り替えられていた。
 これらの状況から小屋内が酸素欠乏状態であった懸念がある。

引き続き、警察をはじめ関係捜査機関に全面的に協力し、従業員死亡に至った真因の究明に努めてまいります。

                                               以上


<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ダイセルIR広報グループ
TEL : 03-6711-8121
Mail : public_relations2@jp.daicel.com

一覧に戻る

Cookieの使用について

当ウェブサイトでは、より快適にウェブサイトをご利用いただくため、Cookieを利用しております。当ウェブサイトをご覧いただく際は、Cookieの使用に同意ください。なお、このまま当ウェブサイトをご覧いただいた場合、Cookieの使用にご同意いただいたものとさせていただきます。

詳細はこちら