エンジニアリングプラスチック事業

ダイセルグループでは、エンジニアリングプラスチックやエンプラアロイを中心とした樹脂コンパウンド製品から、容器包装製品や包装用フィルムなどの樹脂加工製品までの幅広いバリエーションの合成樹脂を取り扱っており、製品と技術で様々な産業へソリューションを提供し続けます。

幅広いプラスチックのラインナップ

ダイセルグループでは、汎用プラスチックから、特に「エンプラ」、「スーパーエンプラ」と呼ばれる金属代替などに用いられる高機能なプラスチックまでを幅広くラインナップしており、お客様の用途に応じたプラスチック(樹脂)を加工技術やテクニカルサービスと共に提案しています。

エンジニアリングプラスチック(エンプラ)・スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)

「エンプラ」とは、従来の汎用プラスチックよりも強度や耐熱性(概ね100℃以上)のある高機能なプラスチック群の総称です。さらに、「スーパーエンプラ」とは、エンプラよりもさらに強度や耐熱性(概ね150℃以上)を持つ高機能なプラスチック群の総称です。これらは、自動車、家電製品、電子デバイス、航空機、食品・医療品のパッケージ等、生活のあらゆるシーンで使用されています。また、金属部品をエンジニアリングプラスチックで代替することで、製品の軽量化や小型化、安全性の向上、製造コストの削減などに貢献しています。

結晶性樹脂と非晶性樹脂
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熱可塑性樹脂は、その分子構造により「結晶性樹脂」と「非晶性樹脂」があります。「結晶性樹脂」は分子鎖が規則正しく配列した結晶を持っているため、耐薬品性に優れており、機械的強度が高いという特徴を持ちます。「非晶性樹脂」は分子鎖に規則性がなく、結晶を持たないため、成形時の収縮率が小さく、透明な樹脂が多いという特徴を持ちます。

様々な加工技術

お客様のご要望に合わせて、装置やその運転条件、二次加工技術を組み合わせ、樹脂それぞれの特性を生かす最適な成形加工を提案しています。従来からの押出成形や射出成形に加え、最近では3Dプリンターでの使用等を想定した粉体化まで、様々な加工技術でお客様のご要望にお応えします。

徹底したテクニカルサポート

樹脂設計だけではなく、製品設計、金型設計、試作・評価、量産に至るトータルサポートを実施しています。シミュレーションを用いたCAE解析は、30年以上の実績と年間300件近い依頼件数を誇ります。

Pick Up!

様々な成形装置と技術者によるサポートの下、樹脂を成形することができます。基本的な樹脂の分析や解析はもちろん、最適な金型設計、流動解析、故障解析など幅広い解析を通じ、最適設計を徹底的にトータルサポートします。

ポリプラスチックス㈱ 研究開発本部(R&D)

▲ポリプラスチックス㈱の
テクニカルソリューションセンター(TSC)

「樹脂と樹脂の接合技術」と「樹脂と金属の接合技術」を用途に合わせて提案します。

  • 樹脂ー樹脂接合
    • AKI-Lock®
      接着剤、後工程無しで接合できる異材樹脂接合技術
      ポリプラスチックス㈱ AKI-Lock®
    • K&K
      ポリアミド12系樹脂とTPUやゴムとの化学接合技術
      ポリプラ・エボニック㈱R-COMPO®
  • 樹脂ー金属接合
    • DLAMP®
      金属表面にレーザーで特殊アンカーを形成し、金属と様々な異種材を接合する技術
      ダイセルミライズ㈱ DLAMP®
    • MENDEX®
      ポリアミド系樹脂を接着層とした比較的大きい面積の接合向け技術
▲ゴムと樹脂シートの接合例
(K&K技術を用いたR-COMPO)
▲レーザー処理した成形品の表面状態
(AKI-Lock®を用いた異なる樹脂の接合例)
▲アンカー加工した金属と樹脂の接合体の断面図
(DLAMP®を用いた接合例)
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