大竹工場における火災事故について(大竹工場における火災事故・第2報)

2017年7月18日に弊社大竹工場DRプラント(過酢酸製造プラント)にて発生いたしました火災事故について、本日までに判明している状況をご報告いたします。
このたびは、多大なご迷惑をおかけ致しますこと、改めてお詫び申し上げます。

1.事故時の稼働状況
当該プラントは2系列あり、A系列は休止中、B系列が常時運転しておりました。

2.発災状況
B系列の蒸留塔リボイラー下部にて過酢酸が過濃縮されたため、分解ガスの急激な発生により配管が破裂し、漏れ出た酢酸エチルに静電気など(推定)により引火し火災が発生しました。
異常現象と同時に、機器保護のインターロックが作動したことにより、当該DRプラントの発災設備以外は正常な状態で停止し、それが維持されました。
破損はリボイラー下部の一部の設備であり、その他の主要機器は影響を受けておりません。
また、人的被害、近隣への影響および海域への有害物質の漏洩は発生いたしませんでした。

3.推定原因
反応工程への仕込みポンプが何らかの異常で停止したことにより、蒸留塔への仕込みが停止したため、蒸留塔下部にて過酢酸の過濃縮が発生しました。その濃度が限界濃度を超えたため、過酢酸の急激な分解が起こり、設備の破損に至りました。

4.復旧の状況
現在、できるだけ早期の原状復帰を目指し、関係省庁と相談の上、破損した機器の更新、補修計画を策定しております。
なお、当該プラントを保有する有機第二エリアは、事故発生時すべてのプラントを停止しておりましたが、過酢酸関連設備を除き、安全を確認後、順次運転を再開しております。

一覧に戻る

Cookieの使用について

当ウェブサイトでは、より快適にウェブサイトをご利用いただくため、Cookieを利用しております。当ウェブサイトをご覧いただく際は、Cookieの使用に同意ください。なお、このまま当ウェブサイトをご覧いただいた場合、Cookieの使用にご同意いただいたものとさせていただきます。

詳細はこちら