ドイツの医薬品製剤企業Lomapharm社の買収に関して

株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:札場操)は、2018年8月1日付で、ドイツの医薬品開発製造受託企業(CDMO)のLomapharm社(LOMA Holding GmbH, Lomapharm Rudolf Lohmann GmbH KG, Lomapharm Verwaltungs GmbHの3社)の株式を100%取得いたしました。売り手はルクセンブルクの未公開株式投資家であるLenbach Equity Opportunities I. SCSp (以下「LEO I社」)です。これにより、Lomapharm社はダイセルの100%子会社となります。

Lomapharm社は、医薬品の製造で135年を超える経験を持つ中規模のCDMOで、複数の剤形の開発、製造、包装、販売を行っており、大手製薬企業、国連機関、NGOなどを顧客としています。

当社はメディカル分野において、「グランフィラーD®」や「スウェルウィック®」などのプレミックス型添加剤を中心に事業展開しております。このたびのLomapharm社の買収により、製剤分野にまで事業領域を拡大するだけでなく、添加剤事業のさらなる成長を喚起します。Lomapharm社と密に連携し、新事業領域の柱の一つに位置づけているメディカル分野の成長を加速します。

LEO I社はドイツ、オーストリア、スイスを中心に活動する投資会社で、DUBAG Investment Advisory GmbHから独占的に助言を受けています。LEO I社は、会社分割、一部事業の切り出し、同族会社の後継者問題などの状況下にある、中規模企業の買収と開発を得意としています。

<Lomapharm社の概要>
事業体の構成: LOMA Holding GmbH
Lomapharm Rudolf Lohmann GmbH KG (operating entity)
Lomapharm Verwaltungs GmbH (administrative entity)
設立年: 1878年
拠点: ドイツ・ニーダーザクセン州エンマータール
事業内容: 医薬品や健康補助食品の開発製造受託
主要製品: フィルムコート錠、糖衣錠、点眼・点鼻薬、サプリメント類(Lomacareなど)
従業員数: 150名

以 上

本件に関するお問い合わせ先
株式会社ダイセル IR・広報室

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