令和元年度 中国地方発明表彰で「発明奨励賞」を受賞

株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、社長:小河義美)は、令和元年度「中国地方発明表彰」(主催:公益社団法人 発明協会)にて、「酢酸セルロース製造用のパルプの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法」によって「発明奨励賞」を受賞いたしました。

「地方発明表彰」は優れた発明等を生み出した技術者・研究者に対して行われるもので、1921(大正10)年からの歴史があります。このたびの表彰では、本発明の実用化による社会的貢献が評価されました。

表彰式は2019年10月25日(金)に広島市の「広島ガーデンパレス」にて行われます。

<受賞発明の概要>

【名称】
酢酸セルロース製造用のパルプの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法(特許番号:5816395)

【発明者】
保坂光輝、岡野俊紀、位田雄二

【内容】
本発明は、当社の主力製品である「酢酸セルロース」の原料であるパルプの解砕(シートを繊維状にすること)方法と、解砕されたパルプを用いて酢酸セルロースを製造する方法です。この方法によればパルプの劣化を抑制しながら、均一な状態に解砕することができます。そしてこの方法で解砕されたパルプを原料とした場合、未反応物を低減して透明性・ろ過性・可紡性に優れた酢酸セルロースの製造が可能です。

当社は2016年より大竹工場(広島県大竹市)に本発明の解砕装置を設置し、反応剤・溶媒の使用量を削減することで環境負荷物質の排出を低減し、より環境に配慮しながら、良質な酢酸セルロース製造を行っております。

以 上

本件に関するお問い合わせ先
株式会社ダイセル IR・広報室

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