バイオマスプロダクトツリー研究の新拠点、金沢大に設置

株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河義美、以下ダイセル)は、このたび国立大学法人金沢大学(学長 山崎光悦、以下金沢大学)と、新たな産学連携拠点施設を同学内(角間キャンパス)に設置し、2022年度から供用開始することに合意いたしました。

ダイセルは、第四次長期ビジョン「DAICEL VISION 4.0」とともに「サステナブル経営方針」を策定し、人々に幸せを提供する価値ある製品を、ヒトや地球にやさしい方法で生産する技術を開発・発展させることで、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。その中で、ダイセルが長年扱ってきたセルロースをはじめとする脱石油につながる天然由来資源の有効活用(バイオマスプロダクトツリー構想)と、幅広い産業分野との連携で新たな社会的価値を創出できる仕組づくり(クロスバリューチェーン構想)を推進しています。

金沢大学との間では、長年、セルロースを中心に共同研究や人材交流を続けており、2018年7月には包括連携協定を締結、2019年8月には「先導科学技術共同研究講座」と同研究室を設置し、セルロース系の脱ヒ素浄化材の開発研究や、バイオマス由来の脱石油系合成プラスチックの製造を目指した基礎研究に取り組んでいます。

この度の「新産学協働研究所(仮称)」では、バイオマスを活用したオープンイノベーション拠点として,林業,農業,水産業(一次産業)の産品やその副産物,廃棄物などの森林資源・穀物資源・海洋資源などを、環境にやさしい次世代化学変換プロセスによってさまざまなバイオマス新素材に変換する技術を共同研究し、その社会実装によって「バイオマスプロダクトツリー構想」を実現していく重要な研究拠点となります。

なお、本件に関する金沢大学との覚書締結式並びに共同会見を以下により実施いたします。

【「新産学協働研究所(仮称)」整備に関する覚書締結式および共同会見】
日 時:令和2年12月8日(火)14:00~
場 所:文部科学記者会(東京都千代田区霞ヶ関3-2-2文部科学省 12階)
出席者:【金沢大学】     学長 山崎 光悦  他
    【株式会社ダイセル】 代表取締役社長 小河 義美  他

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<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ダイセル
IR・広報室(担当:廣川、乾)
TEL:03-6711-8121

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