廃棄物削減・リサイクル

基本的な考え方

当社グループは「ダイセルグループ レスポンシブル・ケア基本方針」に則り、全ての事業場において、水資源の保全、大気における環境管理、化学物質排出量削減と適正管理など、環境負荷を低減させる様々な取り組みを行っています。また、一般社団法人日本経済団体連合会が掲げている「循環型社会形成自主行動計画」を踏まえた取り組みを行っており、廃棄物削減とリサイクルについては、省資源を含む廃棄物の発生量抑制(リデュース)、再利用(リユース)および再生使用(リサイクル)の3Rをいっそう推進するとともに、循環型社会の実現に向けて取り組んでいます。

推進体制

レスポンシブル・ケア推進体制

廃棄物削減に向けた取り組み

当社グループは多種多様な化学製品を製造しており、その過程において様々な廃棄物が発生します。主に、エネルギーを得るために燃焼した固体燃料の燃えがらやばいじん、廃液、洗浄液、製品とならなかった半端品、不良品、不要となった設備などが廃棄物となります。当社グループでは、特に国内で発生する廃棄物量の約半分を占める燃えがらやばいじんの再資源化に積極的に取り組み、ゼロエミッション(廃棄物発生量に対する埋立処分量が1%未満)の実現を目指しています。

2025年度の当社事業場および国内グループ企業における廃棄物発生量は、前年度比で4.1%減の163千トンとなり、再資源化率は、前年度比0.4%ポイント悪化の98.0%、埋立処分率は前年度比0.1ポイント悪化の0.6%となりましたが、ゼロエミッションは達成しました。

2030年度を最終年とする中期目標として、埋立処分量に着目し、2025年実績の934トンをさらに低減(10%減)する840トン以下に設定しました。今後も継続して、リサイクルの推進や廃棄物の削減に尽力していきます。

中期目標と実績(当社事業場および国内グループ企業)

2030年度目標
埋立処分量 840トン以下
2025年度実績
埋立処分量 934トン

2025年度廃棄物削減・リサイクルフロー図(当社事業場および国内グループ企業)

社内:発生量163千トン(28)は有価物売却量18千トン(2)、自社減容化量16千トン(16)。社外:外部排出量129千トン(10)は外部再生利用量127千トン(9)、外部減容化量1千トン(1)で最終埋立処分量1千トン(0)。
  • ※
    ()内の数字は、有害廃棄物の数量
    有害廃棄物:廃油、廃酸、廃アルカリ

廃棄物総発生量/再資源化率

左軸は廃棄物発生量(当社事業場および国内グループ企業・海外グループ企業、単位は千トン)で棒グラフ。右軸は再資源化率(当社事業場および国内グループ企業、単位はパーセント)で折れ線グラフ。2021年度は廃棄物発生量の当社事業場および国内グループ企業が145・海外グループ企業が14で合計159・再資源化率が98、2022年度は廃棄物発生量の当社事業場および国内グループ企業が142・海外グループ企業が13で合計155・再資源化率が98、2023年度は廃棄物発生量の当社事業場および国内グループ企業が151・海外グループ企業が11で合計162・再資源化率が98、2024年度は廃棄物発生量の当社事業場および国内グループ企業が170・海外グループ企業が11で合計182・再資源化率が98、2025年度は廃棄物発生量の当社事業場および国内グループ企業が163・海外グループ企業が11で合計174・再資源化率が98。

埋立処分量/埋立処分率

左軸は埋立処分量(当社事業場と国内グループ企業・海外グループ企業、単位は千トン)で棒グラフ。右軸は埋立処分率(当社事業場と国内グループ企業、単位はパーセント)で折れ線グラフ。2021年度は埋立処分量の当社事業場と国内グループ企業が1.3・海外グループ企業が1.5で合計2.7・埋立処分率が0.9、2022年度は埋立処分量の当社事業場と国内グループ企業が1.1・海外グループ企業が0.8で合計1.9・埋立処分率が0.8、2023年度は埋立処分量の当社事業場と国内グループ企業が0.9・海外グループ企業が0.8で合計1.7・埋立処分率が0.6、2024年度は埋立処分量の当社事業場と国内グループ企業が0.9・海外グループ企業が0.4で合計1.3・埋立処分率が0.5、2025年度は埋立処分量の当社事業場と国内グループ企業が0.9・海外グループ企業が1.9で合計2.8・埋立処分率が0.6。
ESGデータ集 p. 1 廃棄物削減・リサイクル

3Rの推進

当社グループは「ダイセルグループ レスポンシブル・ケア基本方針」の下、省資源を含むリデュース・リユース・リサイクルの3Rに取り組んでいます。

主な3Rの取り組み

リデュース インフレータ不良率の改善 溶接やかしめの不良化率を低減させるために、製造設備の改造などを実施し、廃棄物削減に努めています。
廃棄物の減量化 排水処理過程で生じる臭気の強い沈殿物の発生量を低減させるため、乾燥処理工程導入などを実施し、廃棄物削減に努めています。
リユース 輸送などで使用するパレットの再利用 リユースしやすいパレットへの変更や、パレットの一括引き取りを実施するなど、リユースに努めています。
容器などの再利用 容器をワンウェイで使用するのではなく、洗浄などを行い、リユースに努めています。
リサイクル ボイラー石炭灰のセメント原料などへのリサイクル 複数の処理業者を選定し、迅速にリサイクル処理をすることに努めています。
金属類のリサイクル プラント撤去などで生じる廃棄物の分別を行い、金属のリサイクルに努めています。
インフレータのリサイクル 廃車などで回収したインフレータの火薬処理を自社で行い、金属やプラスチックを分別しリサイクルに努めています。

プラスチック資源循環促進法への対応

プラスチック廃棄物の発生状況と削減目標

当社グループでは、製造工程においてプラスチック製品の消費、プラスチック使用製品の原料となる樹脂の製造あるいはプラスチック部品加工など、プラスチックに関わる事業を行っている企業があります。

2025年度に発生したプラスチック廃棄物は、当社で2,237トン(対2024年度比0.5%減)、国内グループ企業で1,570トン(対2024年度比3.8%増)であり、両者を合わした国内グループで3,807トン(対2024年度比1.2%増)でした。当社、ポリプラスチックス株式会社およびダイセルバリューコーティング株式会社が多量排出事業者に該当します。

当社および国内グループ企業では、製造・加工における歩留まり向上や副生成物や端材をリサイクルすることなどにより廃棄物の発生量削減に努めています。

プラスチック廃棄物の発生状況(2025年度)
[単位:トン]
横にスクロール可能です
企業名 廃棄物発生量 再資源化量 単純焼却量 埋立処分量
当社 2,237 1,860 56 322
国内グループ企業 1,570 1,153 87 329
ポリプラスチックス株式会社 615 614 0 2
ダイセルバリューコーティング株式会社 555 188 39 328
富山フィルタートゥ株式会社 234 230 4 0
ダイセルビヨンド株式会社 92 84 8 0
大日ケミカル株式会社 34 0 34 0
その他 39 38 1 0