超極小の蛍光ナノダイヤで細胞の内側から
活動状態を把握できる未来へ。
「細胞バイタルセンシング」。

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細胞バイタルセンシング

細胞バイタルセンシング

生体親和性が高いナノダイヤが細胞レベルで身体の状態を測る

ダイヤモンドの結晶に異元素を導入すると、その異元素が作る特別な構造によりダイヤモンドは蛍光を発するようになります。この特別な構造をカラーセンター(色中心)といい、その構造安定性から他の量子ドットや有機色素などで見られるような発光強度の変動や劣化がありません。近年さまざまな分野で注目されていますが、ダイセルの爆轟ドーピング技術がカラーセンターを世界最小のナノダイヤに導入することを可能にしました。そのひとつがSi 原子をドープした蛍光ナノダイヤ。400-738 nm の光を照射すると、738 nm 付近を中心とした赤色の発光を示します。この発光は安定で、また生体組織を透過しやすく観察に有利な近赤外域にあります。そして、ダイセルが提案するのがSiドープ蛍光ナノダイヤによる「細胞バイタルセンシング」です。生体内の特定の細胞に導入したナノダイヤからの光で細胞の活動状態を測ります。ナノダイヤはその名のとおりダイヤモンドであり、化学的に安定で、生体親和性が高い材料です。また極小サイズの粒子は、化学的または物理的手法により目的とする組織、細胞、細胞内器官に選択的に導入することが可能です。すなわちSi ドープ蛍光ナノダイヤはバイオイメージングやセンシングなど、生体内での利用が期待される材料です。

蛍光ナノダイヤの特徴

Si 原子ドープ

  • 生体外からの観察に有利な近赤外域の蛍光
  • 劣化のない安定な発光
  • 低毒性、高生体適合性
  • 微小(極小)環境でのオンサイト計測が可能なサイズ
  • 他の蛍光波長を持つ蛍光ナノダイヤも開発中
Si原始ドープ
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