ナノダイヤモンド

Nanodiamonds

ナノダイヤモンド

混合爆薬を密閉された状態で爆発させる「爆轟法」によって得られる平均4~5nmサイズのダイヤモンド粒子です。
当社では2014年にパイロット設備が稼動しました。爆轟により得られた粗生成物の精製、解砕処理を通じ、
一次粒子レベルで分散した一桁ナノダイヤモンド分散液の開発に成功しました。
ユニークな特性を生かし様々なアプリケーションへの展開を図っています。

平均一次粒子径4~5nmのデトネーション法によるナノダイヤモンド

TEM 画像 / ナノダイヤモンド
  • ・表面処理、化学修飾
  • ・高分散性
  • ・高機能性

デトネーション法ナノダイヤモンド | Detonation Nanodiamonds

爆薬(TNTとRDXの混合物)を密閉した状態で爆発させると、爆薬中の炭素原子が高温高圧下でダイヤモンド構造に変化します。

デトネーション法ナノダイヤモンド

デトネーション法ナノダイヤモンド | Detonation Nanodiamonds

特性とアプリケーション | Characteristics and Applications

ダイヤモンドの特性を活かし、比表面積の大きいナノ粒子の表面化学を制御することで、種々のアプリケーションへの展開が期待されます。

  • 高硬度
  • 小粒径
  • 分散安定性
  • 化学安定性
  • 熱安定性
  • 低摩擦係数
  • 高屈折率
  • 等方拡散性
  • 熱膨張率小
  • 熱伝導度大
  • 低熱容量
  • 高ヤング率
構造材料
樹脂、無機材料とのコンポジット 物性および機能性向上
光学材料
高屈折率、等方拡散性、透明性を利用した高機能フィルム
放熱材料
デバイスの小型化、軽量化に伴う熱発生の効率的な除去
医療用途
毒性が低く生体親和性が高い
複合めっき
貴金属使用量低減、膜物理特性向上
潤滑油
水系、溶媒系での潤滑

一桁ナノダイヤモンド | Single Digit Nanodiamond (SDND)

ナノダイヤモンドは、二次粒子径が20~200nmの凝集体の分散物ですが、さらに一次粒子径レベルまで解砕することにより、ダイヤモンド特性がより顕著に発現することが期待されています。当社では、この一桁ナノダイヤモンド(SDND)の開発を進めています。

表面化学の制御 | Control of surface Chemistry

粒子表面の酸素官能基やsp2炭素に対して官能基変換や置換基導入などの化学反応(装飾)を行なうことにより、種々媒体への分散性の向上や新たな機能の付加などの効果をはかることができます。

精製

精製

酸化(カルボン酸)

酸化(カルボン酸)
親水性化 表面電荷制御

還元(水酸化)

還元(水酸化)
親水性化 置換基導入

還元(水素化

還元(水素化)/アルキル化
疎水性化 表面電荷制御

重合性/反応性置換基

重合性/反応性置換基
ネットワーク化 側鎖装飾による機能化

ヘテロ原子

ヘテロ原子
(窒素、硫黄、ハロゲンなど)

機能性置換基

機能性置換基
(シランカップリング剤)

当社の取り組み

当社では、デトネーション法によるナノダイヤモンドの合成からSDNDの一貫生産、
およびアプリケーションに応じたナノダイヤモンド製品の開発に向けた取り組みを進めています。

ダイセルグループが蓄積してきた技術を融合し、新たな事業領域への展開を図っていきます

お問い合わせ先
株式会社ダイセル
研究開発本部 市場開発部
TEL 03-6711-3542